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2020/06/23

マレー半島鉄道縦断の旅 Part 9 - マラッカ歴史民族学博物館と独立宣言記念館で世界遺産都市マラッカ及びマレーシアの歴史・文化を学ぶ!

マレーシアの首都クアラルンプール(Kuala Lumpur)から高速バスとローカルバスを乗り継いで無事にマラッカ(Melaka)市街地到着!

本格的にマラッカ街歩き開始といきたかったところですが、激し目の雨が降っては止むという天気だったので、午前中は博物館巡り。

マラッカ歴史民族学博物館(Muzium Sejarah dan Ethnografi)では、主にマラッカ王国成立以後のマラッカの歴史・文化を、独立宣言記念館(Memorial Pengisytiharan Kemerdekaan)ではマラッカを含めたマレーシアの太平洋戦争以後の歴史を学ぶ良い機会となりました。


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※前回Part 8は下記リンクからどうぞ!

マレー半島鉄道縦断の旅 Part 8 - 高速バスとローカルバスを乗り継いでマレーシアのクアラルンプールから世界遺産登録都市マラッカの市街地へ!

2020年1月29日、クアラルンプールを飛び出し、マラッカ海峡に面するユネスコ世界文化遺産登録都市マラッカ(Melaka)への日帰り旅行スタート! クアラルンプールにあるバスターミナルTBS(Terminal Bersepadu Selatan)から高速バスに乗ってマラッカへ。 マラッカのバスターミナルからローカルバスでマラッカ市街地へ向かいました。

※本記事で紹介している博物館及び記念館の情報は2020年1月29日時点でのものですが、COVID-19感染拡大防止のため各種情報が変更になっている可能性がありますこと、ご承知おき下さい。






マラッカ歴史民族学博物館


長時間の雨宿りがてら、ローカルバス下車場所直ぐのところにあった、マラッカ歴史民族学博物館を訪ねました。




マラッカ歴史民族学博物館はスタダイス(Stadhuys)という建物の中に入っています。




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マラッカ歴史民族学博物館が入っているスタダイスの説明。
マラッカ王国オランダ統治時代の1650年代に建設されたということで、約370年の歴史があるんですね!
因みにドイツ語学習者から見ると「Stadhuys」が「Stadthaus(ドイツでは一般的に使われていませんが、「Stadt(市)」+「Haus(家・役所)」と分けると分かり易い)にかなり近い綴りで、妙な親近感を感じます(笑)。




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マラッカ王国は1262年成立らしいです。
写真の旗は現在のマレーシアの構成州の一つとなっているマラッカ州(Negeri Melaka)の旗。




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1511年〜1945年までマラッカを占領してきた海外諸国。
ポルトガル、オランダ、イギリス、そして最後に日本。




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オランダ統治時代にマラッカに持ち込まれたものとして、日本の磁器がマラッカ歴史民族学博物館内に展示されていました。
「我が国で発見されている日本の磁器は、伊万里・柿右衛門・九谷の窯で焼かれたもの」との説明も書かれていました。




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マラッカにやって来た中国系移民労働者が持ち込んで広めたというコピティアム(Kopitiam)。
喫茶店みたいな感じなのかな。




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マラッカの結婚風習に関する説明




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ドンダンサヤン(Dondang Sayang)というマラッカ発祥の民謡があるらしいです。




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マレーシア歴代首相。
第一次マハティール政権時の年数が22年と桁違い。




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連邦国家であるマレーシアを構成する州の一つであるマラッカ州の歴代首相




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マラッカにイスラムが伝播された様子




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マラッカ王国のポルトガル統治時代の1545年、鹿児島に上陸したことで知られるフランシスコ・ザビエル(Francis Xavier)もマラッカを訪れていたらしいです。




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マラッカ歴史民族学博物館での、マレーシアを含むマレー半島の日本統治時代紹介コーナー。
写真左下辺りに、現在のシンガポールにおける1942年イギリス軍の日本軍への降伏の様子もあります。




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マレー半島の日本統治時代紹介コーナーでの写真、時代背景もあって怖い写真しかない。。。





マラッカ歴史民族学博物館訪問ガイド



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開館時間
09:00~17:00

休館日
なし

料金
大人(13歳〜)  :12リンギット(約310円)
子供(7歳〜12歳): 6リンギット(約155円)
6歳以下     :無料





独立宣言記念館


マラッカ歴史民族学博物館の見学終了後も、依然として雨の止まない天気。。。

そこで、マラッカ歴史民族学博物館から歩いても近い独立宣言記念館を訪ねることに。

ここでは日本が現在のマレーシアを含むマレー半島占領以後のマレーシアの歴史を学ぶことが出来ました。




マラッカ歴史民族学博物館から独立宣言記念館までの道のり




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時折降る雨を振り切って独立宣言記念館到着!




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写真の説明によると、当時マラヤ連邦としてイギリスから正式に独立する1957年よりも1年前の1956年に独立宣言を行った場所が、独立宣言記念館の向かいに位置するBandar Hilirだったのだそうです。




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独立宣言記念館でも日本統治時代紹介コーナーがありました。




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19世紀後半から20世紀前半にかけて発行されていた、マレーシアで昔広く使われていたジャウィ文字で書かれた新聞。




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1946年マラヤ連合(Malayan Union)発足時の写真や文献紹介。イギリス直轄支配下のマラヤ連合は各地域スルタンの権利が法によって保障されていなかったことで地元の人たちの反発に遭い、約2年で消滅することになったそう。




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マラヤ連合に代わって成立したマラヤ連邦(Federation of Malayan Union)の1948年成立当時の写真や文献紹介。




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1957年8月30日〜31日にクアラルンプールで行われたマラヤ連邦独立宣言の記念行事の写真の数々。
8月30日0時に打ち上がった花火や、8月31日のトゥンク・アブドゥル・ラーマン(Tunku Abdul Rahman)当時首相による独立宣言の写真が展示されていました。




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1957年マラヤ連邦独立宣言時のマレーシアや世界各地の様子を写した写真の数々




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写真から見る限り、「マラヤ連邦独立宣言祝賀大会」が東京文京区の高級旅館椿山荘で開かれていたみたいです。




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1963年にボルネオ島のおよそ北半分がマラヤ連邦に加わってマレーシアとなり、1965年にはマラヤ連合時代からの構成地域であったシンガポールが離脱、イギリスからの独立以降もマレーシアは色々紆余曲折があったということです。




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独立記念館最後に目を引いたのが、19世紀後半から20世紀前半のイギリス植民地時代マレーシアやシンガポールの様子を写した写真!





独立記念館訪問ガイド



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開館時間
火曜日〜木曜日・土曜日〜日曜日:09:00~17:00
金曜日            :09:00~12:00・15:00〜17:00

休館日
月曜日(祝日を除く)

料金
無料





Part 10へ続く。





マレーシア旅行で参考にした書籍はコチラ!



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