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2020/03/04

カナダ東部横断の旅 Part 10 - モントリオール通勤列車exo4線乗車、カナダ鉄道博物館を訪ねてみた!

2020年1月3日、カナダ7日目午前中は鉄道ファンお待ちかねの時間。

モントリオール(Montréal)郊外のサン・コンスタン(Saint-Constant)にあるカナダ最大規模の鉄道博物館カナダ鉄道博物館(Musée Ferroviaire Canadien, Exporail)で、カナダの鉄道の歴史そして歴代の列車達に触れてきました。


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カナダ鉄道博物館最寄り駅までのきっぷ購入


カナダ鉄道博物館はモントリオール大都市圏交通局(Réseau de Transport Métropolitain du Grand Montréal, exo)が運行する通勤列車路線exo4線のサン・コンスタン駅が最寄り駅。

この列車を含め、モントリオール市交通局(Société de transport de Montréal, STM)が運行する地下鉄・バスにも乗れるように、VIA鉄道のモントリオール中央駅(Gare Centrale de Montréal, Montreal Central Station)にあった自動券売機にて、交通系ICカードOPUSカードに、exo4線の始発駅ルシアン・ラリエー(Lucien-L'Allier)駅からサン・コンスタン駅までの運賃7.25カナダドル(約610円)を載せる形できっぷを購入しました。


但しこのOPUSカード、日本の首都圏でのSuicaやPASMOとは違って好きな金額をチャージすることは出来ず、STM運行地下鉄・バス2時間有効運賃3.50カナダドル(約300円)を使う回数分チャージする方式で、割引もありませんので、僕のような短期観光者が購入しても乗車に際してのお得感・気軽感はありません。

でもexo4線運賃を購入するには、僕が自動券売機を操作した限りでは何故かOPUSカードを使う以外になかった(もしそうでなかったら教えて頂けると嬉しいです。)ので、OPUSカード発行手数料6カナダドル(約505円)はちょっと痛かった。。。

今になって思えばルシアン・ラリエー駅にあった有人窓口だったらOPUSわざわざ買わなくても良かったかも知れないと後悔しています。。。



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モントリオール中央駅コンコースにて、機械上部に「OPUS」とある自動券売機できっぷ購入にチャレンジ。




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デフォルト表示のフランス語を英語に変更するため、画面左下「English」左方のボタンを押します。




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画面右下「Buy new OPUS card」右方のボタンを押します。




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ルシアン・ラリエー駅~サン・コンスタン駅までの運賃7.25カナダドルの表示が出るまで、画面右下「Next page」右方のボタンを押し続けます。




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画面左真中に「OPUS-TRAIN5-Billet-O $7.25」の表示が出て来たので、その表示左方のボタンを押します。




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画面に運賃とOPUSカード発行手数料6カナダドルの合計13.25カナダドル(約1,115円)が表示されます。
現金若しくはクレジットカードでの支払いということで、僕は「Cash(現金)」左方のボタンを押しました。




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13.25カナダドルを自動券売機に投入します。
紙幣投入口は写真左下方で横長に青く光っているところ、硬貨投入口は写真右側にあります。




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支払いが終わるとレシートの有無を聞かれます。
僕はレシートが欲しかったので、「Yes」右方のボタンを押しました。




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自動券売機下にある「ICI(フランス語で「ここ」という意味)」と書かれている取り出し口からカードとレシートを取り出します。




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サン・コンスタン駅までのきっぷ購入成功!





exo4線通勤列車でカナダ鉄道博物館へ


モントリオール中央駅からexo4線始発駅のルシアン・ラリエー駅に徒歩移動。

9:35発列車に乗り、サン・コンスタン駅で下車して徒歩でカナダ鉄道博物館に向かいました。

尚、exo4線列車は平日のみの運行、運行本数も限られていますのでご注意下さい。

参考リンク
2020年2月現在exo4線時刻表|モントリオール大都市圏交通局(フランス語)

リンク中下方「Direction Candiac(キャンディアック方面)」とあるのが、サン・コンスタン方面列車の時刻表、「Saint-Constant」右横に表示されている時刻がサン・コンスタン駅到着時刻となります。



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exo4線が発着するルシアン・ラリエー駅に到着。




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exo4線列車乗車前に、写真の機械の「Apposez ICI votre titre de transport」部にきっぷをタッチ。
これを忘れると無賃乗車扱いとなってしまうのでご注意下さい。




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ルシアン・ラリエー駅構内の液晶画面で列車の行先・番線を確認。
exo4線の終点はキャンディアック駅になります。
番線は「Voie」下に表示されている数字を確認します。
9:35発キャンディアック行き列車は6番線からの発車。




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ホーム上に掲示されている番線表示から、写真中3つある列車の内真ん中の列車がexo4線キャンディアック行きの列車であることを確認。
すみません、写真の撮る位置を間違ってしまって分かりにくくなってしまいました。。。




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exo4線列車の車内。
片方がクロスシート、もう片方がロングシートの構成。




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exo4線キャンディアック駅行き列車がルシアン・ラリエー駅を定刻に出発。
サン・ローレン川(Fleuve Saint-Laurent)を越えてモントリオール市外へ。




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定刻でカナダ鉄道博物館最寄り駅のサン・コンスタン駅に到着!





サン・コンスタン駅からカナダ鉄道博物館までの徒歩ルート。




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「EXPORAIL」の看板と蒸気機関車が見えれば、カナダ鉄道博物館はすぐそこ。
写真奥の方に歩いていって。




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カナダ鉄道博物館のメイン建物であるアンガスパビリオン(Pavilion Angus, Angus Pavilion)に到着!





カナダ鉄道博物館見学


午前10時20分頃、無事カナダ鉄道博物館に到着。

見学料税込み23.91カナダドル(約2,010円)を支払い、約1時間40分程見学しました



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カナダ鉄道博物館のメインの建物の中には、カナダ中で走って来た多くの歴代の車両が静態保存されています。




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モントリオールで19世紀後半に活躍したという馬車鉄道の車両。




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モントリオールで19世紀末~20世紀序盤に掛けて走っていたという路面電車。




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モントリオールでは20世紀前半に観光用としてこんな車両も走っていたみたいです。




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1914年に製造され、1995年まで長きに渡ってモントリオール近郊列車用として活躍したという直流電気機関車。




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2018年までモントリオール地下鉄を走っていた車両MR-63型も展示されていました。




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カナダ鉄道博物館でも多くの蒸気機関車が保存されていました。
写真のが恐らく展示されている蒸気機関車の中で、1886年製造と一番古い蒸気機関車と思われます。
カナダ太平洋鉄道(Canada Pacific Railway)144号蒸気機関車で、1959年まで長きにわたり活躍していたそうです。




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1939年に当時のイギリス国王ジョージ6世(George VI)が自治領カナダ歴訪時に乗車された列車を牽引したというカナダ太平洋鉄道2850号蒸気機関車。
車輪計14輪の非常に大きな蒸気機関車でした。




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カナダで使われる鉄道路線用の除雪車がデカすぎる!




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カナダ鉄道博物館ではカナダでの鉄道の歴史についても知ることが出来ました。
この写真中説明では「19世紀後半の鉄道建設には、イギリス・アイルランド・スカンジナビア半島諸国・イタリア・ドイツ等からの低賃金労働者が重労働の下で働いていた。特にその中でも中国人はかなりの低賃金の下酷使された。」とのこと。




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流石国土の広いカナダ。
郵便物の輸送手段として鉄道が使われていたそう。




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北米プロアイスホッケーリーグNHLのチームがカナダ2チーム・アメリカ合衆国4チームの計6チームしかなかった時代、監督・コーチ陣・選手及びスタッフの遠征先への移動手段が鉄道列車だったそう。
チームの本拠地が全て東側だったことも背景にありそうですね。




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カナダ鉄道博物館アンガスパビリオンを出て、別の建物ヘイズ駅(Gare Hays, Hays Station)に入って2階に上がってみました。




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カナダ鉄道博物館ヘイズ駅内では操車場についての展示がありました。
分かりやすいけど何とマニアックなこと!





カナダ鉄道博物館から徒歩・バスでモントリオールへ


カナダ鉄道博物館の見学が終了したら、時刻は正午過ぎ。

モントリオールに戻ろうとした時に困ったのが移動手段。

exo4線ルシアン・ラリエー駅方面列車は13:27サン・コンスタン駅発しかなく、もうちょっと早くモントリオールに戻りたいと思った僕はGoogleマップで他の移動方法を検索。

徒歩で近くのバス停(といっても徒歩30分程。。。)まで行き、モントリオールに戻るモントリオール大都市圏交通局運行バス130系統があるとのことで、行ってみることにしました。




カナダ鉄道博物館からモントリオール中心部行き130系統バスが出発するStationnement incitatif Georges-Gagnéまでの徒歩ルート。
本当はバス路線もあるようなのですが、バス停を見つけることが出来なかったので、寒さ厳しい曇り空でしたが、仕方なく歩くことに。
歩道にも雪が積もっていたので結構大変でした。。。





Stationnement incitatif Georges-Gagnéバス停からモントリオール中心部行き130系統バスの走行ルート。




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Stationnement incitatif Georges-Gagnéバス停に到着。




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Stationnement incitatif Georges-Gagnéバス停にあった液晶時刻掲示板。
一番上に12:40発130系統バスの出発(Départ)まで後4分との表示がありました。




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Stationnement incitatif Georges-Gagnéバス停にあった時刻表。
130系統バスは、土・日・祝日は1時間に1本の運行ですが、平日は9時~14時まで1時間に1本の運行も、15時~18時台はバスがなく、19時~23時まで再び1時間に1本という運行間隔となっているのでご注意を。




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モントリオール中心部に向かう130系統バス。
OPUSカードのみしか受け付けない方式だったらどうしようと思いましたが、運賃7.75カナダドル(約650円)は現金での支払い可能だったので一安心。




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まずは130系統バスへの乗車成功。
日本の地方でよく走っているような2+2列の座席配列で、バス乗車中はゆったり過ごすことが出来ました。




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130系統バスがサン・ローレン川を越えて、再びモントリオール市内へ。




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13:15頃に終点のTerminus Centre-Villeに到着!
モントリオールとその郊外を結ぶバス路線のターミナルのようです。





Terminus Centre-Ville周辺地図。
Terminus Centre-Villeはショッピングモール兼高層オフィスビルであるLe 1000の中にあり、地下鉄ボナヴァンチュール駅(Bonaventure)にアクセス出来ます。





Part 11へ続く。





カナダ東部旅行で参考にした書籍はコチラ!







前回Part 9をまだお読みになっていない方は下のリンクをクリック!

カナダ東部横断の旅 Part 9 - NHLモントリオール・カナディアンズのホームゲームを観戦してきた!

2020年1月2日午後は、首都オタワ(Ottawa)から、カナダにおけるフランス語圏最大都市のケベック州(Québec)モントリオール(Montréal)に移動。 同日夜にベルセンター(Centre Bell, Bell Centre)で行われた、北米プロアイスホッケーリーグNHL(Ligue Nationale de Hockey, National Hockey ...

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