カメラ購入で家計簿が火の車状態のタケオです(汗)。
富士フイルムミラーレスカメラX-Pro2を約1年間使って来ましたが、後継機X-Pro3発売ということでDRブラックを購入。
X-Pro2は名残惜しくもマップカメラにて買い取って頂きました。
今回2019年12月28日~2020年1月5日にかけてカナダに旅行した際にこの最新機を、XF16mmF1.4 R WR・XF35mmF1.4 R・XF90mmF2 R LM WRの3本のレンズと共にがっちり使って来ましたので、その際の感想を書きたいと思います。
目次
1. 富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えた理由
2. 富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えて良かったと思った点
3. 富士フイルムX-Pro3の改善要と思った点
4. 終わりに
富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えた理由を書きます。
1. 彩度低めのフィルムシミュレーションが追加
富士フイルムミラーレスカメラの最大の特徴であるフィルムシミュレーションで、X-Pro2発売時点ではまだなかったエテルナ(ETERNA)、そして2020年1月現在X-Pro3のみとしてクラシックネガ(Classic Neg.)が搭載されました。
僕はスナップ時にプロネガスタンダード(PRO Neg. Std.)からの調整をカスタム登録して使い、RAW現像で使用しているCapture One Pro Fujifilmでは、取り込んだRAW画像のフィルムシミュレーションをエテルナに買えて現像する等、彩度低めのフィルムシミュレーションが好みでした。
そのため今回エテルナ・クラシックネガと、2種類の彩度低めのフィルムシュミレーションが追加されたことで、表現の幅がX-Pro2より更に広がると感じました。
2. USB充電
X-Pro2では出来なかったUSB充電が、X-Pro3でUSB Type-C端子が搭載されたことで、付属しているUSBケーブルを使っての充電が可能になりました(僕が富士フイルムミラーレスカメラとして最初に購入したX-T2でも出来ましたが、カメラ側の端子がUSB3.0 マイクロB端子で、わざわざ対応ケーブルを購入しなければいけなかったのが面倒だった記憶があります。。。)。
飛行機内液晶モニター・空港・滞在先ホテル等に備え付けられているUSB端子で、移動中・就寝中等に充電が出来ることは、海外旅行で使うカメラとして非常に魅力的に感じました。
因みに、カメラユーザーの間で賛否両論となっている「HIDDEN LCD」をどう思ったかについて書きますと。
僕は恐らく大多数の方がしているように撮影直後に写真のピントの合い具合を背面液晶でチェックしていたので、発表された時には「これはちょっとどうかな」と思いました。
でもこの行為はX-Pro2において撮影後の写真をEVF(電子ビューファインダー)に表示させることでも確認出来ていたので、X-Pro3ではそれで行えば良いということで購入に際しての大きな妨げにはならず、結果としてX-Pro3の購入に至りました。
X-Pro2からX-Pro3に換えて良いと思った点を挙げます。
1. 電池の持ちが(多少ですが)改善
早朝から使うと午後2時頃には予備で用意している純正バッテリーNP-W126Sと交換しなければならなかった程電池の持ちが悪かったX-Pro2。
それがX-Pro3では夕方遅く位まで1つの純正バッテリーで撮影出来る印象でした。
富士フイルムからの発表では、スタンダード・EVF・XF35mmF1.4 Rレンズ使用時で、X-Pro2が250枚、X-Pro3が370枚と謳っていますが、120枚とはいかないけど7、80枚は余分に撮れるという印象です。
(しかし、元デジタル一眼レフカメラユーザーから見ればまだまだ物足りないのですが。)
2. AF性能改善
瞬時にシャッターチャンスが訪れて即座にシャッターを切り、直後に背面液晶で写真を確認するとピンボケが少なくなかったX-Pro2。
そんな失敗がX-Pro3では1日当たり1、2枚くらいと劇的に減りました。
これは、AFが遅めのXF35mmF1.4 Rレンズでも同様なので、僕と同じようにこのレンズを愛用されている方はこれだけでも買う価値があると思います。
3. ISO感度をリアコマンドダイヤルで瞬時に変更
X-Pro3のISOダイヤルは、X-Pro2と同様シャッタースピードダイヤルの外側を引き上げてから変更する仕組みで、形がカッコいい代わりに手間がかかります。
しかし、X-Pro3ではISOダイヤル数値表示に「C」が追加され、その状態で且つリアコマンドダイヤルにISO感度を割り当てることで、ISO80~51200まで素早く変更するというISO感度変更も可能になりました
僕は露出の三要素(シャッタースピード・絞り・ISO感度)をなるべく自分で意図をもって管理したいことからマニュアル露出で撮影しているのですが、ISO感度を素早く無限に変更可能になったことは、シャッターチャンスをこれまで以上に逃さなくなったということでとても有り難いです。
4. 露出状況が瞬時にわかるサブモニター標準表示
先ほど僕はマニュアル露出で撮影していると言いましたが、その際に気になるのは露出状況。
背面サブモニターの標準表示だと、電源オンの状態で、シャッタースピード・絞り・ISO感度の数値と共に露出状況が表示される(表示項目や位置はカスタマイズ可能)ので、実際の撮影前にそれぞれの数値を予めなるべく露出計0の位置になるよう設定しておくことが容易になりました。
これはX-Pro2の背面液晶でも確認可能ではありますが、露出計の表示が小さかったのに比べ、X-Pro3の背面サブモニターの標準表示では若干ではありますが大きく表示されるので、電池の消費を抑えつつも一段と見やすくなったことが、特にX-Pro2から比べてのメリットだと感じました。
※富士フイルムはクラシック表示を推していますが、僕はフィルムカメラを使った記憶が少ししかないので、クラシック表示推しはスルーしています(笑)。
5. RAW/JPEG分割記録時にRAW・JPEGファイルを同時消去
僕は写真保存設定をRAW/JPEG分割記録に設定にしています。
X-Pro2ではRAWファイルとJPEGファイル共に消したいと思っても、スロット1で消した後、スロット2に切り替えて消去という手間が掛かっていましたが、X-Pro3ではスロット1のRAWファイルを消去すると、同時記録したスロット2のJPEGファイルも消せる設定が可能になりました。
これでSDカード内写真整理の時間がかなり短縮されたのも、X-Pro3にして良かったと思うところです。
尚、同時消去しない設定も可能ですので、ユーザーの皆さんの好みに合わせて行って下さい。
6. 防滴バッチリ
これはX-Pro2でもそうでしたが、今回カナダ旅行で持って行ったX-Pro3で試せる機会があったので書き加えます。
ナイアガラの滝を見に行った際、カナダ側の滝に近づくと水しぶきが飛んで来て、ストラップを首に掛けてぶら下げていたX-Pro3、更に付けていたXF16mmF1.4 R WRレンズが濡れる事態が起きました。
さあこの後X-Pro3とレンズはどうなったか。
無事全く問題なく使えました!
流石に水の中に浸し続けるような状態は避けた方が良いですが、雨や水しぶきにも耐えられるのはかなり安心です。
X-Pro3で改善要と思った点を挙げます。
1. バッテリーカバーロック
箱を開けてX-Pro3本体を取り出した時にガッカリしたのが。
バッテリーカバーロックの形
ベトナム旅行時の純正バッテリーをダメにした事件の真犯人(?)X-T2のバッテリーカバーロックと同じものじゃないですか。。。
※事件の詳細は下記記事をご覧下さい。
背面液晶がなくなっても、バッテリーカバーロックの形状はX-Pro2と同じにして欲しかった。。。
というわけでバッテリーカバーを閉める際は、恐らく皆さん以上に注意して、閉まる際の「カチッ」という音をしっかり聞くようにしています(汗)。
2. バッテリーチャージャーの付属化
箱を開けて中身を確認した際に驚いたのが、バッテリーチャージャーが入っていなかったこと。
電池の持ちが改善したとは言え、1日で1個は必ず使い切り、2個目も場合によっては50%使ってしまうペース。
そんな時にバッテリーチャージャーがなかったらどうするんですか。。。
というわけで僕は純正バッテリーチャージャーを追加で購入。
いやもしかして「推奨のモバイルバッテリーを買って下さい」ということ?
それであれば富士フイルムより特別割引にて提供をお願いします(笑)。
3. 背面十字キーの復活
X-Pro2の時にはフィルムシュミレーション・ホワイトバランス・画像サイズ変更を割り当てていたキーがなくなってしまいました。
富士フイルムからここ数年で発売されてきた機種を見れば予想できましたが、それでも右親指で直ぐに操作出来るキーがなくなってしまったことはかなりショック。。。
「HIDDEN LCD」にファンクションボタンが搭載されたとは言え、いちいちそれを開くのが一手間。
これは是非ともX-Pro3後継機には復活してもらいたいです。
4. トーンカーブのハイライト部・シャドウ部マイナス側数値、-4までに拡張を
X-Pro2ではハイライト・シャドウと分かれていたものがX-Pro3ではトーンカーブに統合されましたが、結局行えるのはハイライト部とシャドウ部の調整でやることは同じ。
調整可能な範囲も+4~-2と変わらずですが、そもそも何でマイナス側が4ではなくて2止まりなのでしょうか。
今回の変更でこちらも変わるかと思ったのですが変わらず。。。
5. RAW現像での画像サイズ変更時切り取り範囲選択を可能に
X-Pro3から撮影時だけでなくRAW現像時にも選択出来るようになった画像サイズ。
でも切り取り基準が写真中央からの1点のみで、RAWファイルにてデフォルトの写真比率2:3を1:1や16:9に変更したい時に切り取り範囲を選べない。。。
これではサイズの縮小しか意味をなさないのでは?
ファームウェアのアップデートで何とかならないものでしょうか。
6. 明瞭度0以外の数値でも写真保存に時間が掛からないようにして欲しい
ワクワクしながらの最初の撮影で、X-Pro2にはなかった「保存中」の文言が写真保存時に表示され、保存が完了するのに1、2秒程。
疑われるあらゆるパラメーターを0にしても状況は変わらず。
そんな中、ふと見た価格.comの掲示板。
明瞭度
そう言えば、撮影前に既に7つ登録したカスタム設定の殆どで、X-Pro3から撮影時・RAW現像時両方とも追加された明瞭度パラメーターを0以外の数値にしていたのでした。
その明瞭度の数値を0にしてシャッターを切ってみると、本当に「保存中」の表示がなくなったではありませんか!
でもせっかく追加された明瞭度を使いたい人にとっては、この1、2秒ってかなりストレス。。。
結局背面液晶がカメラに付いていたとして、撮影直後にその背面液晶で確認する時間とあまり変わらないじゃん。。。
これも是非ともファームウェアのアップデートで解決してほしいですね。
X-Pro2からX-Pro3に換えて良かったと思うと同時に、改善要と思った点も書いてきましたが、せっかく発売とほぼ同時に新品で購入したものなので、出来るだけ長く使っていきたいです。
最後に今回のカナダ旅行中に出くわしたエピソードを一つ。
X-Pro3を首から下げて最大都市トロント(Toronto)の街中を歩いていると、通りすがりの20代後半と思しき男性から英語で声を掛けられました。
カナダ人男性:「そのカメラ、ん、フィルムカメラかい?」
タケオ :「そう見えるかもしれないけど、デジタルカメラだよ」
カナダ人男性:「えっ、デジタルカメラ?Cool(カッコいいね)!」
通りすがりの人にカッコいいと言われるカメラ、やっぱりX-Proシリーズのデザインは素晴らしいですね!
この言葉を糧に、これからもどんどん写真を撮っていきたいです!
※富士フイルムX-Pro3用として購入した保護フィルムはこちら。
Part 2へ続く。
富士フイルムミラーレスカメラX-Pro2を約1年間使って来ましたが、後継機X-Pro3発売ということでDRブラックを購入。
X-Pro2は名残惜しくもマップカメラにて買い取って頂きました。
今回2019年12月28日~2020年1月5日にかけてカナダに旅行した際にこの最新機を、XF16mmF1.4 R WR・XF35mmF1.4 R・XF90mmF2 R LM WRの3本のレンズと共にがっちり使って来ましたので、その際の感想を書きたいと思います。
目次
1. 富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えた理由
2. 富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えて良かったと思った点
3. 富士フイルムX-Pro3の改善要と思った点
4. 終わりに
富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えた理由
富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えた理由を書きます。
1. 彩度低めのフィルムシミュレーションが追加
富士フイルムミラーレスカメラの最大の特徴であるフィルムシミュレーションで、X-Pro2発売時点ではまだなかったエテルナ(ETERNA)、そして2020年1月現在X-Pro3のみとしてクラシックネガ(Classic Neg.)が搭載されました。
僕はスナップ時にプロネガスタンダード(PRO Neg. Std.)からの調整をカスタム登録して使い、RAW現像で使用しているCapture One Pro Fujifilmでは、取り込んだRAW画像のフィルムシミュレーションをエテルナに買えて現像する等、彩度低めのフィルムシミュレーションが好みでした。
そのため今回エテルナ・クラシックネガと、2種類の彩度低めのフィルムシュミレーションが追加されたことで、表現の幅がX-Pro2より更に広がると感じました。
2. USB充電
X-Pro2では出来なかったUSB充電が、X-Pro3でUSB Type-C端子が搭載されたことで、付属しているUSBケーブルを使っての充電が可能になりました(僕が富士フイルムミラーレスカメラとして最初に購入したX-T2でも出来ましたが、カメラ側の端子がUSB3.0 マイクロB端子で、わざわざ対応ケーブルを購入しなければいけなかったのが面倒だった記憶があります。。。)。
飛行機内液晶モニター・空港・滞在先ホテル等に備え付けられているUSB端子で、移動中・就寝中等に充電が出来ることは、海外旅行で使うカメラとして非常に魅力的に感じました。
富士フイルムミラーレスカメラX-Pro3の背面から見て左側のカバーを開けると、上にUSB Type-C端子が付いています。 因みに下は、マイク・リモートレリーズ用のø2.5mmステレオミニジャック。 |
因みに、カメラユーザーの間で賛否両論となっている「HIDDEN LCD」をどう思ったかについて書きますと。
僕は恐らく大多数の方がしているように撮影直後に写真のピントの合い具合を背面液晶でチェックしていたので、発表された時には「これはちょっとどうかな」と思いました。
でもこの行為はX-Pro2において撮影後の写真をEVF(電子ビューファインダー)に表示させることでも確認出来ていたので、X-Pro3ではそれで行えば良いということで購入に際しての大きな妨げにはならず、結果としてX-Pro3の購入に至りました。
カメラユーザーの間で賛否両論の富士フイルムミラーレスカメラX-Pro3背面部 |
富士フイルムX-Pro2からX-Pro3に換えて良かったと思った点
X-Pro2からX-Pro3に換えて良いと思った点を挙げます。
1. 電池の持ちが(多少ですが)改善
早朝から使うと午後2時頃には予備で用意している純正バッテリーNP-W126Sと交換しなければならなかった程電池の持ちが悪かったX-Pro2。
それがX-Pro3では夕方遅く位まで1つの純正バッテリーで撮影出来る印象でした。
富士フイルムからの発表では、スタンダード・EVF・XF35mmF1.4 Rレンズ使用時で、X-Pro2が250枚、X-Pro3が370枚と謳っていますが、120枚とはいかないけど7、80枚は余分に撮れるという印象です。
(しかし、元デジタル一眼レフカメラユーザーから見ればまだまだ物足りないのですが。)
2. AF性能改善
瞬時にシャッターチャンスが訪れて即座にシャッターを切り、直後に背面液晶で写真を確認するとピンボケが少なくなかったX-Pro2。
そんな失敗がX-Pro3では1日当たり1、2枚くらいと劇的に減りました。
これは、AFが遅めのXF35mmF1.4 Rレンズでも同様なので、僕と同じようにこのレンズを愛用されている方はこれだけでも買う価値があると思います。
3. ISO感度をリアコマンドダイヤルで瞬時に変更
X-Pro3のISOダイヤルは、X-Pro2と同様シャッタースピードダイヤルの外側を引き上げてから変更する仕組みで、形がカッコいい代わりに手間がかかります。
しかし、X-Pro3ではISOダイヤル数値表示に「C」が追加され、その状態で且つリアコマンドダイヤルにISO感度を割り当てることで、ISO80~51200まで素早く変更するというISO感度変更も可能になりました
僕は露出の三要素(シャッタースピード・絞り・ISO感度)をなるべく自分で意図をもって管理したいことからマニュアル露出で撮影しているのですが、ISO感度を素早く無限に変更可能になったことは、シャッターチャンスをこれまで以上に逃さなくなったということでとても有り難いです。
富士フイルムX-Pro3でISO感度を素早く変更する方法を動画で作成しましたので、ご覧いただけると嬉しいです!
4. 露出状況が瞬時にわかるサブモニター標準表示
先ほど僕はマニュアル露出で撮影していると言いましたが、その際に気になるのは露出状況。
背面サブモニターの標準表示だと、電源オンの状態で、シャッタースピード・絞り・ISO感度の数値と共に露出状況が表示される(表示項目や位置はカスタマイズ可能)ので、実際の撮影前にそれぞれの数値を予めなるべく露出計0の位置になるよう設定しておくことが容易になりました。
これはX-Pro2の背面液晶でも確認可能ではありますが、露出計の表示が小さかったのに比べ、X-Pro3の背面サブモニターの標準表示では若干ではありますが大きく表示されるので、電池の消費を抑えつつも一段と見やすくなったことが、特にX-Pro2から比べてのメリットだと感じました。
※富士フイルムはクラシック表示を推していますが、僕はフィルムカメラを使った記憶が少ししかないので、クラシック表示推しはスルーしています(笑)。
5. RAW/JPEG分割記録時にRAW・JPEGファイルを同時消去
僕は写真保存設定をRAW/JPEG分割記録に設定にしています。
X-Pro2ではRAWファイルとJPEGファイル共に消したいと思っても、スロット1で消した後、スロット2に切り替えて消去という手間が掛かっていましたが、X-Pro3ではスロット1のRAWファイルを消去すると、同時記録したスロット2のJPEGファイルも消せる設定が可能になりました。
これでSDカード内写真整理の時間がかなり短縮されたのも、X-Pro3にして良かったと思うところです。
尚、同時消去しない設定も可能ですので、ユーザーの皆さんの好みに合わせて行って下さい。
6. 防滴バッチリ
これはX-Pro2でもそうでしたが、今回カナダ旅行で持って行ったX-Pro3で試せる機会があったので書き加えます。
ナイアガラの滝を見に行った際、カナダ側の滝に近づくと水しぶきが飛んで来て、ストラップを首に掛けてぶら下げていたX-Pro3、更に付けていたXF16mmF1.4 R WRレンズが濡れる事態が起きました。
2019年12月30日、ナイアガラの滝を見に行った時の様子。
動画後半に見えてくるのがカナダ側の滝で、滝の近くまで近づくことが出来ますが、普通に水しぶきが飛んでくるので、防水仕様のパーカー・ジャケット等の着用をおススメします。
因みにこの動画、動画用として新たに購入したパナソニックLUMIX TX-1で撮影しているのですが、ズームしても解像感がある辺り、流石スマートフォンとは違います!
動画後半に見えてくるのがカナダ側の滝で、滝の近くまで近づくことが出来ますが、普通に水しぶきが飛んでくるので、防水仕様のパーカー・ジャケット等の着用をおススメします。
因みにこの動画、動画用として新たに購入したパナソニックLUMIX TX-1で撮影しているのですが、ズームしても解像感がある辺り、流石スマートフォンとは違います!
さあこの後X-Pro3とレンズはどうなったか。
無事全く問題なく使えました!
流石に水の中に浸し続けるような状態は避けた方が良いですが、雨や水しぶきにも耐えられるのはかなり安心です。
カナダでナイアガラの滝観光後、トロントで迎えた新年も、この写真のようにカウントダウンイベントで打ち上げられた花火をしっかり捉えることが出来ました。 |
富士フイルムX-Pro3の改善要と思った点
X-Pro3で改善要と思った点を挙げます。
1. バッテリーカバーロック
箱を開けてX-Pro3本体を取り出した時にガッカリしたのが。
バッテリーカバーロックの形
ベトナム旅行時の純正バッテリーをダメにした事件の真犯人(?)X-T2のバッテリーカバーロックと同じものじゃないですか。。。
※事件の詳細は下記記事をご覧下さい。
富士フイルムミラーレスカメラ使用歴1年1ヵ月、X-T2からX-Pro2へ、ズームレンズから単焦点レンズへ!
この1年間今までになく写真にはまっているタケオです。 2018年3月に富士フイルムミラーレスカメラのX-T2購入から1年1ヶ月。 この間今までになくカメラやレンズを売り買いし、 現時点では、カメラはX-T2を売ってX-Pro2に、標準ズームレンズXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRを売って4本の単焦点レンズを揃えました! なぜこのような経緯に至ったのかを紹介します! ...
背面液晶がなくなっても、バッテリーカバーロックの形状はX-Pro2と同じにして欲しかった。。。
というわけでバッテリーカバーを閉める際は、恐らく皆さん以上に注意して、閉まる際の「カチッ」という音をしっかり聞くようにしています(汗)。
2. バッテリーチャージャーの付属化
箱を開けて中身を確認した際に驚いたのが、バッテリーチャージャーが入っていなかったこと。
電池の持ちが改善したとは言え、1日で1個は必ず使い切り、2個目も場合によっては50%使ってしまうペース。
そんな時にバッテリーチャージャーがなかったらどうするんですか。。。
というわけで僕は純正バッテリーチャージャーを追加で購入。
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いやもしかして「推奨のモバイルバッテリーを買って下さい」ということ?
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それであれば富士フイルムより特別割引にて提供をお願いします(笑)。
3. 背面十字キーの復活
X-Pro2の時にはフィルムシュミレーション・ホワイトバランス・画像サイズ変更を割り当てていたキーがなくなってしまいました。
富士フイルムからここ数年で発売されてきた機種を見れば予想できましたが、それでも右親指で直ぐに操作出来るキーがなくなってしまったことはかなりショック。。。
「HIDDEN LCD」にファンクションボタンが搭載されたとは言え、いちいちそれを開くのが一手間。
これは是非ともX-Pro3後継機には復活してもらいたいです。
4. トーンカーブのハイライト部・シャドウ部マイナス側数値、-4までに拡張を
X-Pro2ではハイライト・シャドウと分かれていたものがX-Pro3ではトーンカーブに統合されましたが、結局行えるのはハイライト部とシャドウ部の調整でやることは同じ。
調整可能な範囲も+4~-2と変わらずですが、そもそも何でマイナス側が4ではなくて2止まりなのでしょうか。
今回の変更でこちらも変わるかと思ったのですが変わらず。。。
5. RAW現像での画像サイズ変更時切り取り範囲選択を可能に
X-Pro3から撮影時だけでなくRAW現像時にも選択出来るようになった画像サイズ。
でも切り取り基準が写真中央からの1点のみで、RAWファイルにてデフォルトの写真比率2:3を1:1や16:9に変更したい時に切り取り範囲を選べない。。。
これではサイズの縮小しか意味をなさないのでは?
ファームウェアのアップデートで何とかならないものでしょうか。
6. 明瞭度0以外の数値でも写真保存に時間が掛からないようにして欲しい
ワクワクしながらの最初の撮影で、X-Pro2にはなかった「保存中」の文言が写真保存時に表示され、保存が完了するのに1、2秒程。
疑われるあらゆるパラメーターを0にしても状況は変わらず。
そんな中、ふと見た価格.comの掲示板。
明瞭度
そう言えば、撮影前に既に7つ登録したカスタム設定の殆どで、X-Pro3から撮影時・RAW現像時両方とも追加された明瞭度パラメーターを0以外の数値にしていたのでした。
その明瞭度の数値を0にしてシャッターを切ってみると、本当に「保存中」の表示がなくなったではありませんか!
でもせっかく追加された明瞭度を使いたい人にとっては、この1、2秒ってかなりストレス。。。
結局背面液晶がカメラに付いていたとして、撮影直後にその背面液晶で確認する時間とあまり変わらないじゃん。。。
これも是非ともファームウェアのアップデートで解決してほしいですね。
富士フイルムX-Pro3で明瞭度を0以外にすると、動画でお分かりのように写真保存に時間が掛かってしまいます。。。
終わりに
X-Pro2からX-Pro3に換えて良かったと思うと同時に、改善要と思った点も書いてきましたが、せっかく発売とほぼ同時に新品で購入したものなので、出来るだけ長く使っていきたいです。
最後に今回のカナダ旅行中に出くわしたエピソードを一つ。
X-Pro3を首から下げて最大都市トロント(Toronto)の街中を歩いていると、通りすがりの20代後半と思しき男性から英語で声を掛けられました。
カナダ人男性:「そのカメラ、ん、フィルムカメラかい?」
タケオ :「そう見えるかもしれないけど、デジタルカメラだよ」
カナダ人男性:「えっ、デジタルカメラ?Cool(カッコいいね)!」
通りすがりの人にカッコいいと言われるカメラ、やっぱりX-Proシリーズのデザインは素晴らしいですね!
この言葉を糧に、これからもどんどん写真を撮っていきたいです!
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※富士フイルムX-Pro3用として購入した保護フィルムはこちら。
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Part 2へ続く。
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