前回Part 13はこちら
2018年1月2日、いよいよロシア最終日。
搭乗予定のアエロフロート (Аэрофлот, Aeroflot) SU260便がモスクワ・シェレメチェヴォ国際空港 (Международный аэропорт Шереметьево, Sheremetyevo International Airport) 20:00発ということで、ギリギリの時間まで観光します。
ホテル近くにあったチャイコフスキー記念モスクワ音楽院 (Московская государственная консерватория имени П.И.Чайковского, Moscow Tchaikovsky Conservatory) を訪ねた後、事前に入場引換券を公式ウェブサイトから購入しておいたロシア国立博物館 (Государственный Исторический музей, State Historical Museum) を見学しようとしたのですが。。。。
ホテルで朝食を済ませ、チェックアウトして荷物を預けてもらった僕。
地図を見ていたらモスクワ音楽院が歩ける距離にあったので、朝一番向かってみることにしました。
ホテルを出てから20分程歩いた末に。
ついにモスクワ音楽院到着!
モスクワ音楽院は、Part 6で訪れたモスクワとチャイコフスキー博物館 (Музей "П.И. Чайковский и Москва", “Pyotr Tchaikovsky and Moscow” Museum) でも紹介されていたように、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Pyotr Ilyich Tchaikovsky) が教授を務めていたことで知られる、由緒ある音楽学校。
卒業生としては、セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ (Сергей Васильевич Рахманинов, Sergei Vasilievich Rachmaninoff) やアレクサンドル・・ニコラエヴィチ・スクリャービン (Александр Николаевич Скрябин, Alexander Nikolayevich Scriabin) 等多くの著名音楽家が名を連ねています。
日本人でも(中退ではありますが)ピアニストとして活躍している反田恭平さんが在籍していたそうです。
チャイコフスキー記念モスクワ音楽院を訪れた後は、事前に公式ウェブサイトから入場引換券を購入していた、ロシア国立歴史博物館に入る予定にしていました。
一番近道であろうトヴェルスカヤ通りを下って、ロシア国立歴史博物館に辿り着こうとしたその時。
なぬっ、バリケードのせいで先に進めない。
向こう側にロシア国立歴史博物館が見えるというのに。。。
仕方なく劇場広場 (Театральная площадь, Theatre Square) を経由して回り込んでみることに。
ただし回り込んではみたものの。
またもバリケード作戦かいっ!!
向こう側にロシア国立歴史博物館が見えるというのに。。。
その場にいた警察官に、事前に印刷しておいたロシア国立歴史博物館の入場引換券を見せて中に入りたいという意志を見せると、有無を言わさず「ニコルスカヤ通り (Nikolskaya Street, Улица Никольская) 回り込んで下さい」と追い払われてしまいました。
警察官が地図で示してくれたのですが、その道がかなり遠回りで、回り込んで歩かなくてはいけないことに面倒くささを感じていた時に思いついたのが。
そうだ、劇場駅 (Театральная, Teatral'naya) と繋がっている革命広場駅 (Площадь Революции, Revolution Square) 出口から行けるんじゃない?
ということで挑戦したところ。
革命広場駅 (Площадь Революции, Revolution Square) の出口に出ることに成功!
これが※「トロイカ (Тройка, Troika) 」だったら、改札に入るのに余計なお金が引き落とされちゃうから、3日券を買ってて良かった!
ただこれで安心してはならず。
最終目的はロシア国立歴史博物館に入ること。
ということでニコルスカヤ通りを進みます。
※
カード自体の購入に50ルーブル(約100円)掛かり、自動券売機でチャージしながら使うカード。
首都圏でいうSuicaやPASMOに相当
ニコルスカヤ通りを歩き続けて、ようやく赤の広場 (Красная Площадь, Red Square) だと思ったのですが。
なんと、ここもバリケード!?
警察官によって、言ってることが全然違うじゃないか!
一体全体、ロシアという国はどうなっているんでしょうか。。。
もう我慢できないと思った僕は、それでも心の底からこみ上げてきた怒りをなんとか抑えながら、比較的若い警察官にロシア国立歴史博物館の入場引換券を見せながら問い詰めましたが。
警官:申し訳ありません、あなたを助けることは出来ません。(Sorry I can't help you.)
僕:なぜ赤の広場が一時的に閉鎖されているんですか?(Why is the Red Square temporalily closed?)
警官:それは…私も知りません。(Because...I don't know)
僕:なぜ(統制している)あなたが理由を知らないんですか?(Why don't you know the reason?)
警官:私は「ただ」ここにいるだけですから。(...I'm JUST here.)
警察官は加えて「午後から入れるようになると思います」と言いましたが。
こう言われた瞬間、こういう思いしか浮かび上がりませんでした。
あ~、何たるロシア社会の不条理さよ。。。
上司からの指示が「とにかく午前中封鎖しろ」ということなのでしょうか。
しかしよく考えてみると、このような治安部隊というのは、上からの命令にとにかく従うという姿勢は、もしかしたらどの国家も同じなのかも知れません。
とは言え、大晦日と元日に引き続き、余りにも警察官に振り回され過ぎて、午前中から疲れてしまいました(泣)。
ですけど最終日ですから立ち止まるわけにはいきません!
当初の行程を変更、ロシア国立歴史博物館は後回しにし、別の目的地へ向かいます。
Part 15へ続く。
2018年1月2日、いよいよロシア最終日。
搭乗予定のアエロフロート (Аэрофлот, Aeroflot) SU260便がモスクワ・シェレメチェヴォ国際空港 (Международный аэропорт Шереметьево, Sheremetyevo International Airport) 20:00発ということで、ギリギリの時間まで観光します。
ホテル近くにあったチャイコフスキー記念モスクワ音楽院 (Московская государственная консерватория имени П.И.Чайковского, Moscow Tchaikovsky Conservatory) を訪ねた後、事前に入場引換券を公式ウェブサイトから購入しておいたロシア国立博物館 (Государственный Исторический музей, State Historical Museum) を見学しようとしたのですが。。。。
モスクワ音楽院を訪ねる
ホテルで朝食を済ませ、チェックアウトして荷物を預けてもらった僕。
地図を見ていたらモスクワ音楽院が歩ける距離にあったので、朝一番向かってみることにしました。
朝9時、まだ暗さの残るモスクワ。 トヴェルスカヤ通り (Тверская улица, Tverskaya Street) を横切ります。 |
モスクワ音楽院に向かう途中でロシア正教会の聖堂らしき建物を通過。 |
今度は重厚感たっぷりの建物。 内務省らしいです。 |
ホテルを出てから20分程歩いた末に。
ついにモスクワ音楽院到着!
モスクワ音楽院は、Part 6で訪れたモスクワとチャイコフスキー博物館 (Музей "П.И. Чайковский и Москва", “Pyotr Tchaikovsky and Moscow” Museum) でも紹介されていたように、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Pyotr Ilyich Tchaikovsky) が教授を務めていたことで知られる、由緒ある音楽学校。
卒業生としては、セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ラフマニノフ (Сергей Васильевич Рахманинов, Sergei Vasilievich Rachmaninoff) やアレクサンドル・・ニコラエヴィチ・スクリャービン (Александр Николаевич Скрябин, Alexander Nikolayevich Scriabin) 等多くの著名音楽家が名を連ねています。
日本人でも(中退ではありますが)ピアニストとして活躍している反田恭平さんが在籍していたそうです。
モスクワ音楽院正面に堂々と立つチャイコフスキー像。 椅子に座りながら教鞭をとっているであろう姿は凛々しさに溢れています。 |
ロシア国立歴史博物館に入ろうとしたが。。。
チャイコフスキー記念モスクワ音楽院を訪れた後は、事前に公式ウェブサイトから入場引換券を購入していた、ロシア国立歴史博物館に入る予定にしていました。
一番近道であろうトヴェルスカヤ通りを下って、ロシア国立歴史博物館に辿り着こうとしたその時。
なぬっ、バリケードのせいで先に進めない。
向こう側にロシア国立歴史博物館が見えるというのに。。。
仕方なく劇場広場 (Театральная площадь, Theatre Square) を経由して回り込んでみることに。
ロシア国立歴史博物館が正面に見えた位置から劇場広場を経由して回り込み。 写真左側に見えるのはボリショイ劇場 (Большой театр, Bolshoi Theatre) 。 |
ただし回り込んではみたものの。
またもバリケード作戦かいっ!!
向こう側にロシア国立歴史博物館が見えるというのに。。。
赤の広場経由でロシア国立歴史博物館に入ろうとするも。。。
その場にいた警察官に、事前に印刷しておいたロシア国立歴史博物館の入場引換券を見せて中に入りたいという意志を見せると、有無を言わさず「ニコルスカヤ通り (Nikolskaya Street, Улица Никольская) 回り込んで下さい」と追い払われてしまいました。
警察官が地図で示してくれたのですが、その道がかなり遠回りで、回り込んで歩かなくてはいけないことに面倒くささを感じていた時に思いついたのが。
そうだ、劇場駅 (Театральная, Teatral'naya) と繋がっている革命広場駅 (Площадь Революции, Revolution Square) 出口から行けるんじゃない?
ということで挑戦したところ。
革命広場駅 (Площадь Революции, Revolution Square) の出口に出ることに成功!
これが※「トロイカ (Тройка, Troika) 」だったら、改札に入るのに余計なお金が引き落とされちゃうから、3日券を買ってて良かった!
ただこれで安心してはならず。
最終目的はロシア国立歴史博物館に入ること。
ということでニコルスカヤ通りを進みます。
※
カード自体の購入に50ルーブル(約100円)掛かり、自動券売機でチャージしながら使うカード。
首都圏でいうSuicaやPASMOに相当
革命広場駅出口からこの写真の方向に進むとニコルスカヤ通りに出ます。 |
ニコルスカヤ通りは、大晦日の時に歩いたイリンカ通り (Ilyinka Street, Улица Ильинка) 同様煌びやかなイルミネーションに包まれていました。 |
ニコルスカヤ通りを歩き続けて、ようやく赤の広場 (Красная Площадь, Red Square) だと思ったのですが。
なんと、ここもバリケード!?
警察官によって、言ってることが全然違うじゃないか!
一体全体、ロシアという国はどうなっているんでしょうか。。。
ロシア社会の不条理さが露わに
もう我慢できないと思った僕は、それでも心の底からこみ上げてきた怒りをなんとか抑えながら、比較的若い警察官にロシア国立歴史博物館の入場引換券を見せながら問い詰めましたが。
警官:申し訳ありません、あなたを助けることは出来ません。(Sorry I can't help you.)
僕:なぜ赤の広場が一時的に閉鎖されているんですか?(Why is the Red Square temporalily closed?)
警官:それは…私も知りません。(Because...I don't know)
僕:なぜ(統制している)あなたが理由を知らないんですか?(Why don't you know the reason?)
警官:私は「ただ」ここにいるだけですから。(...I'm JUST here.)
警察官は加えて「午後から入れるようになると思います」と言いましたが。
こう言われた瞬間、こういう思いしか浮かび上がりませんでした。
あ~、何たるロシア社会の不条理さよ。。。
上司からの指示が「とにかく午前中封鎖しろ」ということなのでしょうか。
しかしよく考えてみると、このような治安部隊というのは、上からの命令にとにかく従うという姿勢は、もしかしたらどの国家も同じなのかも知れません。
とは言え、大晦日と元日に引き続き、余りにも警察官に振り回され過ぎて、午前中から疲れてしまいました(泣)。
ですけど最終日ですから立ち止まるわけにはいきません!
当初の行程を変更、ロシア国立歴史博物館は後回しにし、別の目的地へ向かいます。
Part 15へ続く。
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