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2017/11/30

平昌オリンピック開幕に合わせて2017年12月22日に開業する韓国高速鉄道KTX新路線を紹介!

韓国の鉄道事情が気になるタケオです。

来る2017年12月22日(金)、韓国高速鉄道KTX (Korea Train eXpress) がついにオリンピック・パラリンピックの開かれる平昌 (평창、ピョンチャン) を通ることになりました

そこで、今回は新たに開業するKTXの概要ついて書きたいと思います。


目次
1. 江原道を通るKTXの開業日
2. 江原道を通るKTX新路線の概要
3. 江原道を通るKTXの運行形態
4. 江原道を通るKTXの所要時間
5. 江原道を通るKTXの運賃
6. 終わりに





江原道を通るKTXの開業日


2017年11月27日、KTXの運行会社である韓国鉄道公社 (한국철도공사) 、通称KORAIL (코레일) は、平昌等を通って珍富 (진부) ・江陵 (강릉) まで行くKTXを2017年12月22日に開業すると発表しました。

今回の路線は、2018年2月8日~25日にかけて開かれる平昌オリンピックと、同年3月9日~18日の平昌パラリンピック開催期間中の重要な交通手段となるのは勿論のこと、江原道 (강원도、カンウォンド) に初めてKTXが走るということで、これまで高速バスしかないと言ってもいいくらいだった江原道各地へのアクセスがより便利になるという点でも注目を集めています。


※参考リンク
韓国鉄道公社公式ブログ2017年11月27日記事(韓国語)





江原道を通るKTX新路線の概要


江原道を通る新しいKTX路線は、以下の既存区間と新設区間で構成されます。


◎既存区間:仁川国際空港 (인천국제공항) ~ソウル (서울) ~清涼里 (청량리、チョンニャンニ) ~西原州 (서원주、ソウォンジュ)

細かく分けますと、仁川国際空港~水色間は空港鉄道 (공항철도) 、水色~ソウル~龍山は京義線 (경의선、キョンウィソン) 、龍山~清涼里は京元線 (경원선、キョンウォンソン) 、清涼里~西原州は中央線 (중앙선、チュンアンソン) の区間となります。

中央線の区間を中心に、KTX新路線開業に合わせ営業時速230kmで走行できるよう高速化事業が行われたようです。

しかし、京義線・京元線区間はソウル中心部又は住宅地を縫うように走る区間のため、ここでの速度は制限されるものと思われます。


◎新設区間:西原州~平昌~珍富~江陵

西原州より、平昌・珍富を通って、日本海(韓国名:東海)を望む町である終点の江陵までは、KTX京江線 (경강선、キョンガンソン) として新たに建設された区間です。

時速250kmでの走行が可能なように作られたそうです。


※参考リンク
朝鮮日報2017年1月4日配信記事




韓国・国土交通部配信動画「平昌オリンピックの足『京江線KTX』を紹介!(평창 동계올림픽의 발 '경강선 KTX'를 소개합니다)」




江原道を通るKTXの運行形態


江原道を通るKTXは通常ソウル又は清涼里発着となりますが、平昌オリンピック・パラリンピック開催期間前後の2018年1月26日~3月22日までは仁川国際空港まで運転区間が延長されます。

特に平昌オリンピック期間前後の2018年2月中は、仁川国際空港発KTXが7:00~22:00の間毎時00分の発車となるため、仁川国際空港で飛行機を降りた後に直接平昌オリンピック開催会場近くまでアクセス可能ということで、非常に便利になります。

但し、スケート系の競技場は江陵、ノルディックスキーやジャンプの競技場は珍富といったように、観戦したい競技によって降りるべき駅が異なってくることに注意が必要です。

尚、江原道を通るKTXに使用される車両については、通常時は全てKTX-山川 (KTX-산천) となるようです。

オリンピック期間中の時刻表にはっきり記載されてはいませんが、恐らくKTX-山川を中心に運行されるものと思われます。

詳しくは下記リンクから所定箇所をクリックし、Excelファイル形式の時刻表をご確認下さい。

時刻表中の駅名は、ハングルだけでなく、アルファベットや漢字でも表記されているので、韓国語がわからない方でも理解できるようになっています。

KORAIL列車の運賃及び時刻表(韓国語)



リンク下方にある「경강선 다운로드(京江線ダウンロード)」をクリックすると、Excelファイル形式の時刻表が出てきます。


















江原道を通るKTXの所要時間


江原道を通るKTXの(大体の)所要時間は以下の通りです。


ソウル~平昌   :1時間30分
仁川国際空港~平昌:2時間20分
ソウル~珍富   :1時間40分
仁川国際空港~珍富:2時間30分
ソウル~江陵   :2時間
仁川国際空港~江陵:2時間50分


ソウルから江陵までは、他に有力な交通手段として高速バスがありますが、高速ターミナル (고속터미널) からだと2時間50分、東ソウル総合ターミナル (동서울종합터미널) だと2時間20分ということで、東ソウル総合ターミナルと比較すると案外KTXは速くないという印象です。

これは、新路線の半分以上を既存路線に頼っているため、いくら高速化の工事を行っても大幅な時間短縮は不可能だということが背景にあると思います。

但し、高速バスの場合は渋滞による遅延の恐れというデメリットがありますので、異常事態が発生しない限り大幅な遅延がないのがKTX乗車のメリットになりますね。





江原道を通るKTXの運賃


江原道を通るKTXの主な運賃は以下の通りです。

尚、KTXは基本的に全席指定で、新幹線の指定席に相当する一般室 (일반실) と、グリーン車に相当する特室 (특실) がありますが、以下の運賃は全て一般室に乗車した際のものです。

また、2018年1月13日より仁川国際空港第2ターミナル駅が開業予定ですが、以下の「仁川国際空港」は現行の第1ターミナルに付設されている駅の場合です。


ソウル~平昌   :19,700ウォン(約2,040円)
仁川国際空港~平昌:32,100ウォン(約3,325円)
ソウル~珍富   :21,900ウォン(約2,270円)
仁川国際空港~珍富:34,400ウォン(約3,570円)
ソウル~江陵   :27,600ウォン(約2,860円)
仁川国際空港~江陵:40,100ウォン(約4,155円)


これまたソウル~江陵の高速バスと比較すると、高速ターミナル発着の優等バス(2+1列の高速バスのこと)は21,500ウォン(約2,225円)、東ソウル総合ターミナル発着の優等バスは15,000ウォン(約1,550円)ということで、特に東ソウル総合ターミナル発着と比較してしまうと割高に感じます





終わりに


高速バスと比較した結果、平昌・珍富であればKTX、江陵であれば好みに応じてKTX若しくは高速バスを利用、ということになるでしょう。

更に、江陵に向かわれる方は、お金を多少使ってもいいから、移動による負担を軽くしたい場合はKTXに乗車、時間には余裕を持てるから、とにかく金銭的負担を少なくしたい場合は高速バスを利用するのが良い方法かと思います。

そして、KTXの乗車券発売は、なんと今日2017年11月30日から始まっているそうです。

開業日が発表されて間もない内に乗車券発売というのは、利用者側としてはもう少し発表を早くしてほしい感が否めませんが、とにかく平昌オリンピック会場までKTXを利用したい方はお早目の乗車券購入をおススメします!

2017/11/28

シンガポール2泊3日の旅 Part 6-リトルインディアで、インディアン・ヘリテージ・センターを訪ねてみた!

前回Part 5はこちら


ブキ・ティマ (Bukit Timah) 、ブキ・バトック (Bukit Batok) と、シンガポールの自然と歴史に触れた後は、シンガポールのもう一つの顔と言ってもいいインド系住民の暮らしぶりを探ることに。

インド系の商店が集まるリトルインディア (Little India) で、先ずはインド系住民の歴史を知ることの出来る資料館、インディアン・ヘリテージ・センター (Indian Heritage Centre) を訪ねました。










ブキ・バトックからバスでリトルインディアへ!


リトルインディアへは、ブキ・バトックから歩いてビューティーワールド駅まで戻って、MRTダウンタウン線に乗ってリトルインディア駅で降りるという手もあるのですが、何せビューティーワールド駅まで歩くのが結構時間が掛かりそう。

ということで近くにあったaft(er) Bukit Timah Fire Stationバス停で路線図を見てみると、偶然にも67番バス1本で行けることが判明!

バス停で数分待っている内に67番バスが到着、すぐさま乗り込みました。




aft Bukit Timah Fire Stationバス停から67番バスに乗車!





67番バスで乗車したバスは2階建てではありませんでしたが、次に通過するバス停が電光掲示板で表示されるため、バス停が全くわからないということはありません。





DUNEARN GARDENSという高層マンション。
リトルインディアに近づくにつれて、高層マンションが増えていきます。





aft(er) Bukit Timah Fire Stationバス停を出発して約35分、リトルインディア駅 (Little India Station) バス停に到着!





シンガポール67番バスが、エアコン製造販売会社ダイキン工業の広告になっていました。
シンガポールでもダイキン工業のエアコンが多く使われているのでしょうか。





リトルインディアを散策


MRTリトルインディア駅に着き、最初の目的地であるインディアン・ヘリテージ・センターを探しがてら、テッカセンター (Tekka Centre) リトルインディアを散策!



インド系の食堂や衣服店が集まっているテッカセンター




テッカセンターのATMの前で列を作るインド系シンガポール人





インド象がリトルインディアを訪れる人々をお出迎え




リトルインディアの商店街を通り抜け




「ヘンナ」アート?
シンガポールのリトルインディアで日本語?
にしてもタトゥーよりも精巧な感じ。




あ~「ヘナ」タトゥーって言うんですね!
シンガポールのリトルインディアなのに、まさかハングルで納得するとは思いませんでした(笑)




シンガポールのリトルインディアで、ヘナアート施し中





街中の色合いといい匂いといい、シンガポールのリトルインディアは、ムンバイに来た時のことを思い起こしてくれました。





シンガポール・リトルインディア商店街の様子



インディアン・ヘリテージ・センターでインド系シンガポール人の歴史を知る


MRTリトルインディア駅からリトルインディアを通り抜けること10分、最初のお目当てであるインディアン・ヘリテージ・センターに到着。




インディアン・ヘリテージ・センター入口





インディアン・ヘリテージ・センターの1階で入場券購入




順序として、4階のシアター室でインド系シンガポール人の歴史紹介ビデオ観覧から始まり、3階の展示室に移るのですが、僕は勘違いで3階から観覧(苦笑)

でも展示内容が知らないことばかりで、非常に興味深く観覧しました。



インディアン・ヘリテージ・センターでの展示内容の一部。
MRTでの駅表記と同じく、英語と共に、ヒンディー語ではなくタミル語が併記。





シンガポールで活躍している著名インド系シンガポール人の人たち





日本がシンガポール占領時に置いていたと思われる、日本の銀行シンガポール支店発行の手形。
ブキ・バトックの昭南忠霊塔でもあったように、シンガポール支店を「昭南支店」と表記しています。





太平洋戦争時、旧日本軍が連合軍捕虜にタイと当時ビルマ(現ミャンマー)を結ぶ鉄道・泰緬鉄道の建設労働に従事させていたという。
この鉄道建設時に建設従事者から多数の死者が出たことから、泰緬鉄道は別名「死の鉄道 (Death Railway) 」と呼ばれているそう。




のちのインド首相ジャワハルラール・ネルー (Jawaharlal Nehru) がシンガポールを訪問した時の写真(真ん中)等




インディアン・ヘリテージ・センター4階でのイントロダクションで展示されている、歴代のインド系シンガポール人の写真




インディアン・ヘリテージ・センター4階でインド系シンガポール人の歴史を紹介するビデオは、まだまだ世界には知らないことがあることを気付かせてくれます。
英語でナレーションがなされます。





インドがイギリスの占領下に置かれていた時にシンガポールに移住したインド人、主にタミル人が、今のインド系シンガポール人の土台を作ったようです。





インディアン・ヘリテージ・センターを出ようとしたら。。。


シンガポールの新たな一面を発見できた充足感を得て、インディアン・ヘリテージ・センターを出ようとすると。

ひぇ~スコールのせいでカメラのレンズが曇っちまう。
こんな凄いスコール初めてだ~。。。






















海外旅行ということで折りたたみ傘くらいしか持っていなかったですが、丈夫な傘も役に立たなさそうな土砂降り。

これには僕だけでなく、現地の人も建物の近くや中で雨が止むのをただただ待つしかありませんでした(汗)。




シンガポールでスコールに遭ったら、現地人も雨宿りしか方法がないようで。。。




東南アジアで初めてといっていいくらい遭遇したスコールにヤキモキしていましたが、降り出してから25分で。

あら、きれいさっぱり止んじゃった!
さっきの土砂降りが嘘のよう!























ということで、張り切って観光再開です!





インディアン・ヘリテージ・センターの訪問ガイド


アクセス

MRTリトルインディア駅から徒歩約5分

開館時間
火曜日~木曜日:10:00~19:00
金曜日・土曜日:10:00~20:00
日曜日・祝日 :10:00~16:00

休館日
月曜日

料金
6シンガポールドル(約500円)

ホームページ(英語)
http://indianheritage.org.sg/en




インディアン・ヘリテージ・センターの周辺地図





Part 7へ続く。


シンガポールの歴史に関しては、下記の書籍もご参考に!

2017/11/19

シンガポール2泊3日の旅 Part 5-ブキ・バトックで太平洋戦争時の歴史の一端を知る

前回Part 4はこちら


ブキ・ティマ (Bukit Timah) の頂上まで辿り着いた達成感(?)を味わった後は、近くにあるブキ・バトック (Bukit Batok) を訪ねることに。

そこで触れた、知られざる太平洋戦争時の歴史の一端とは?


























ブキ・ティマからブキ・バトックへ!


事前に調べたところでは、ブキ・バトックはブキ・ティマの近くにあるということ。

ということで、蒸し暑い中ではありましたが、ブキ・ティマから歩いてブキ・バトックに向かうことにしました。



ブキ・ティマ入口にあったブキ・バトックへの行き方を頼りに歩きました。





ブキ・ティマ周辺の住宅街を抜けるアッパー・ブキ・ティマ道路 (Upper Bukit Timah Road) に沿って北上します。 





アッパー・ブキ・ティマ道路に沿って北上し、「CROSSING」の少し先にある横断歩道を渡ると。





「BUKIT BATOK NATURE PARK」の看板を発見!






ブキ・バトックの坂をひたすら上がる!


ブキ・バトックの入口に辿り着いた僕は、なだらかも距離の長い坂をひたすら上っていきました。

先ほども小高い山(というよりかは丘?)を登ったということがあって、案外キツかったですが、なんとか頑張りました(汗)。



ブキ・バトック入口から続く坂。
なだらかですが距離が長いので思いの外キツイです。。。





シンガポールに神社があった!?


ブキ・バトックの長い坂をやっと上がりきました。





















すると英語の説明書きが設置されていたのですが。

「Syonan Chureito」?
なんか日本語っぽい!





















その中の英語を読み進めていくと。

「皆さんが今立っている場所にはかつて神社がありました(You are now standing near what was once the Shonan Chureito - a Shinto shrine)」ですって!?























更に英語の説明文を読み進めて行くと、高校時代には世界史を選択して日本史を取らなかった僕として、非常に興味深い説明がありました。




Yamashita Tomoyuki, Commander-in-Chief of the Japanese forces, ordered the construction of the memorial to commemorate the Japanese soldiers who were killed in the battle of Singapore.
(旧日本陸軍の山下奉文が、シンガポールでの戦いで戦死した日本兵を追悼するための神社を建設することを指示しました。 )
This area had seen one of the fiercest battles between the Japanese and the Allied troops.Nearby was the Ford Motor Company factory, where Lieutenant-General A.E. Percival had unconditionally surrendered Singapore on 15 February 1942 to Japan.
(この地域では旧日本軍と連合軍との間で激戦が展開されました。近くには米自動車会社フォードの製造工場がありましたが、1942年2月15日にはここで(イギリス陸軍の)パーシバル中尉がシンガポールを日本に無条件譲渡することとなりました。)
  
At end April 1942, about 500 to 800 Australian Imperial Forces Prisoners-Of-War (POWs) and a subsequent party of Britisch POWs were taken from Changi Camp to flatten the land, build a parking lot and a long flight of steps leading up to the memorial.
(1942年4月下旬には、約500~800人に及ぶオーストラリア軍・イギリス軍の捕虜がこの丘に連行され、神社へアクセスするための駐車場や坂を作らされました。)
The Shonan Chureito was formally unveiled on 10 September 1942.Over the next three years, Shinto services and burial ceremonies were held periodically at the memorial to honour the Japanese war dead from the region.
(昭南忠霊塔は1942年9月10日に公式お披露目。以降3年間神道形式の儀礼行事や葬儀が断続的に行われました。)


東南アジア諸国に訪問する度に、今まで詳しく知らなかった太平洋戦争の歴史に出くわすわけですが、ここシンガポールでも、当時どのような事が起こっていたのかを認識することととなりました。

一般的に「東南アジア諸国は親日」という認識が先行している一方、太平洋戦争時に旧日本軍が現地で何をやってきたのか、ということも理解する必要があることを改めて感じました。


※参考リンク
ハフポスト日本版2017年2月24日配信「太平洋戦争時の日本占領名"昭南"を戦争記念館に拒否したシンガポール国民」



ブキ・バトック入口からの坂を上がりきったところからの階段を少し上がると。




昭南忠霊塔に関する説明書きがあります。




かつて戦争の爪痕があった場所は、ボクシングの練習が出来る平穏な場所に。





ブキ・バトックの周辺地図





※シンガポールMRTにブキ・バトック駅がありますが、実際はビューティーワールド駅からの方が近いです。






ブキ・バトック公式ページ(英語)


https://www.nparks.gov.sg/gardens-parks-and-nature/parks-and-nature-reserves/bukit-batok-nature-park




Part 6へ続く。




シンガポールと旧日本軍関連の歴史については、こちらの書籍もご参考に。


2017/11/18

シンガポール2泊3日の旅 Part 4-ブキ・ティマ自然保護区で蒸し暑い中をプチ登山!

前回Part 3はこちら


同級生とその旦那さんと共にシンガポールのナイトライフを楽しんだ翌日の2017年10月8日。

まずこの日の午前は、シンガポールの自然を楽しもうと、シンガポールで一番高い山というブキ・ティマ (Bukit Timah) に行って来ました!

























シンガポールのバスに乗ってブギス駅へ


ブキ・ティマへはMRTブギス駅 (Bugis) からMRTダウンタウン線 (Downtown Line) に乗って、最寄りのMRTビューティーワールド駅 (Beauty World) まで行くのが便利とのこと。

しかし、ホテルからMRTブギス駅まで歩くのは面倒くさいなあと思っていると。

ホテルの真ん前にバス停発見!























早速Blk 461というバス停にあった路線図を見てみると、ブギス駅に行けるバス路線があることが判明!

ここで助かったのは、路線図が英語表記だということ(公用語なので当たり前っちゃ当たり前ですが)。

どこかの国の、ハングル表記しかない路線図とは大違いです(苦笑)



Blk 461バス停にあったバス路線表。
英語で表記されているのがありがたい!




シンガポールバス12系統に乗車!
乗車時にNETS FlashPayをタッチ!





シンガポール2階建てバスの1階の車内





降車時に降り口でNETS FlashPayをタッチして、MRTブギス駅バス停で下車!





バスに乗ってMRTブギス駅に辿り着けました!
階段を昇り降りしなくて済むのがバスの良い所!






シンガポールMRTでビューティーワールド駅へ!


MRTブギス駅からはMRTダウンタウン線に乗って、ブキ・ティマの最寄り駅MRTビューティーワールド駅へ向かいました!



MRTブギス駅入口




MRTダウンタウン線のホームにはインド系(タミル系)の人が多い印象。





MRTブギス駅からMRTダウンタウン線に乗車!





MRTダウンタウン線の車両はボンバルディア社製造




日曜日の朝早い時間帯ということもあってか乗客が少なかったので、先頭車両に行ってみてビックリ!

運転台がない!
ということは自動運転だ!























僕以外に先頭車両に来ようという人はおらず、せっかくなのでビューティーワールド駅まで運転手の気分を堪能しました!



シンガポールに鉄道ファンはいないようで、MRTダウンタウン線の先頭車両からの眺めを独り占め(苦笑)




MRTダウンタウン線車両の車内




MRTブギス駅から約20分、MRTビューティーワールド駅に到着!




MRTビューティーワールド駅A出口




MRTビューティーワールド駅の駅名の由来は、ビューティフルワールドプラザのようなのですが。
建物の外観からして全然名前に似つかわしくないんですけど。。。






蒸し暑い中ブキ・ティマを登る!


MRTビューティーワールド駅を出てから、事前に保存しておいた地図を見ながらしばらく歩いていると。

「Bukit Timah Nature Reserve」の看板発見!























更に看板の矢印の方向へ歩いていくと、驚きの看板を発見!

「猿への餌やりはご遠慮ください (Stop feeding the monkeys) 」
ってことは野生の猿が生息してるってこと?
























こんな都会の森に野生の猿?

そんなバカな、と思っていたその瞬間!

うわっ、マジで野生のモンキーだ!!
























いくら山が近いとはいえ、住宅地に野生の猿が普通に見られるなんて、こりゃビックリ!


そりゃ餌やり禁止の看板が立つわけです。

中には子供を抱っこしていると見られる母親の猿もいたので、刺激しないように注意しながらシンガポールの都会の森の中へと進んでいきました。



ブキ・ティマには、子供を抱えた野生の母親猿も!






ブキ・ティマを登る!


MRTビューティーワールド駅を出てから約10分、ビジターセンターのあるブキ・ティマの入口に着きました。

太平洋戦争時は旧日本陸軍と当時連合国軍との攻防があった歴史があり、1990年にはシンガポール政府より自然保護区 (Nature Reserve) の指定を受けたというブキ・ティマ

自然の豊かさだけでなく歴史的に重要な地でもあったブキ・ティマを、蒸し暑い中自分のペースで登りました。



ブキ・ティマ入口に到着!
ビジターセンターがあります。





当時の山下奉文中尉率いる旧日本陸軍が1942年にブキ・ティマを攻略したそう。




ブキ・ティマの散策開始!
既に汗だくだくでしたが、入口まで来てしまったからには登らないわけにはいきません!





休日の朝に都会の中の自然を楽しむシンガポール人





ブキ・ティマの森の中に明るい日差しが差し込みます。





ブキ・ティマを歩き始めて30分も経たない内に!?


汗だくになりながらも、ブキ・ティマを登り始めてからまだ25分しか経っていないのですが。

えっ、もう頂上!?
しかも163.63mで頂上かいっ!(笑)























入口から30分も経たない内にシンガポールの最高峰に辿り着いてしまうとは。

何とも言えない消化不良の気分が僕を包み込みました。。。



ブキ・ティマの頂上でしばしの休憩。




ブキ・ティマがシンガポール最高峰とはいえ、頂上は林に囲まれているため、景色を望めるわけではありませんでした。。。





ブキ・ティマを下山




ブキ・ティマで談笑するシンガポールのおじいちゃんたち





シンガポールの蒸し暑い気候の中でも勢い良くブキ・ティマの中を駆け抜けるランナー!
恐れ入ります!






ブキ・ティマの周辺地図









ブキ・ティマ公式ページ(英語)


https://www.nparks.gov.sg/gardens-parks-and-nature/parks-and-nature-reserves/bukit-timah-nature-reserve




Part 5へ続く。
シンガポールへの週末旅行に関しては、こちらの書籍もご参考に!