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2016/09/01

なぜ韓国社製ビールは薄くて水っぽくて不味い?‐韓国発ニュースから

こんばんは、ビールを含めたアルコール類はあまり飲まないタケオです。
皆さんは韓国社製ビールを飲んだことがあるでしょうか?
僕はビールはそんなに好きではないのですが、ビールにうるさい日本人が韓国に行ってビールを飲むと、「不味い」という声がよく聞かれます。
そして、どうやら韓国人自身も本当にそれを認めるようなニュースを見つけましたので、紹介したいと思います!


2016年8月31日付JTBC 「薄くて水っぽい韓国ビールは規制のせい?(韓国語)」


◎韓国でのビールの規定の実態


ビールを製造・販売している大手の韓国会社は3社あるようですが、韓国での法律におけるビールは、麦芽100%でやっとビールといえるドイツと比較してあまりにも大きい差があるようです。


[앵커]
맥주시장은 국내업체가 석권한 상황이죠.
[キャスター]
ビール市場は国内企業が席巻している状況ですよね。

[기자]
네, 국내 점유율이 90% 이상 되는데 한 번 보시죠. 91.5%입니다.
하이트진로, OB, 롯데칠성음료가 메이저 3사고요, 나머지 수입 맥주 및 기타 8%인데 한국 업체의 독무대라고 할 수 있습니다.
[記者]
はい、国内企業の占有率は91.5%です。ビール市場は国内企業が席巻している状況ですよね。
ハイト眞露、OB、ロッテ七星飲料が3大企業でして、残りは輸入ビール又はその他8%ですが、韓国企業の独壇場と言えます。

[앵커]
이렇게 국민들이 한국 맥주를 압도적으로 선택하면서도 '맛이 없다'는 얘기가 나오는 아이러니한 상황인 거군요.
[キャスター]
こんなにも国民が韓国ビールを多く選ぶのに「味がない」と話す、皮肉な状況ですね。

[기자]
어제 공정위원회 공청회의 결론이 뭐냐면 그동안 너무 일률적인 맛이 밍밍한 맥주를 먹을 수밖에 없었던 이유가 규제가 심해 다양한 업체가 들어오지 못했다는 겁니다. 
그런데 시장 구조에 맞춘 어제의 결론과 달리 저희는 다른 원인을 찾아봤습니다.
우선 맥주가 뭔지부터 보죠. 맥주의 나라, 독일은 법으로 < 맥아 + 물 + 홉 + 효모 >로 발효한 물질로 규정합니다.
우리나라도 '주세법'에서 같은 내용을 규정하고 있습니다.

[記者]
昨日開かれた公定委員会公聴会の結論としては、非常に一律的な味で水っぽいビールを飲むほかなかった理由として、規制が厳しく多様な業態が参入できなかった、というものです。
しかし、市場構造から見た昨日の結論とは異なり、私たちは他の原因を探ってみました。
まずそもそもビールとは何なのか見てみましょう。
ビールの国ドイツは法律で、①「麦芽+水+ホップ+酵母」で発酵させた飲料、と規定されています。
我が国も酒税法で同じ内容の規定があります。

[앵커]
이렇게보면 맥주는 보리로 만든다고 해서 맥주니까 독일이나 우리나 다를 일이 없는 것 같은데요?
[キャスター]
こうやって見ると、ビールは麦から作られるからビールということで、ドイツも我が国も違うところはないように見えますが。

[기자]
그런데, 우리법엔 또 다른 개념의 맥주도 있습니다.
맥아 옆에 아주 많은 혼합물 <맥아 + (옥수수+쌀+전분+감자+…..+캐러멜)> 이 있지 않습니까? 저렇게 혼합물을 넣어도 맥주가 됩니다.
[記者]
しかし、我が国の酒税法では他の概念も存在するのです。
麦芽の横にとても多くの混合物②「麦芽+(とうもろこし+米+デンプン+ジャガイモ+…キャラメル)+水+ホップ+酵母」があるのがおわかり頂けるでしょうか?
このような混合物を入れてもビールになるのです。

[앵커]
맥주에 감자와 캐러멜도 들어가는 겁니까?
[キャスター]
ビールにジャガイモやキャラメルも入っているということですか?


[기자]
네, 그렇습니다. 거기에다가 또 하나 있습니다. 
'탄산가스'를 1번 또는 2번에 같이 함유해도 맥주가 됩니다.
따라서 한국은 맥주가 3가지입니다.
그런데 맥주의 맛은 '맥아'와 다른 혼합물을 얼마나 어떤 비율로 섞느냐에 좌우되는데, 현재 우리는 맥아를 10%만 쓰고 나머지는 혼합물로 채워도 문제가 없습니다.
극단적으로 말씀드리면요, 법이 그렇습니다.
반면 일본은 66.7%를 넣어야 하고, 독일은 100% 맥아를 써야만 맥주입니다.
[記者]
はい、その通りです。
更にもう一つあります。
炭酸ガスを①又は②に入れてもビールになるのです。
従って、韓国はビールが3種類あることになります。
しかし、ビールの味は麦芽と他の混合物がどの程度混ざっているかに左右されますが、現在我が国は麦芽を10%だけ使い、残りを混合物で埋めても問題とはなりません。
極端な話ですが、法律を見ればそのように解釈できるのです。
一方、日本は66.7%麦芽を入れなくてはならず、ドイツに至っては100%麦芽を入れてビールと言えるのです。


韓国の法律では3種類の「ビール」が存在すること、また麦芽を10%だけ使っても問題がない、ということがわかります。
大企業の収益性の観点から考えれば、記者の指摘で出ていたように「麦芽を10%だけ使って、残りを混合物で埋める」ことに製造ビールを集約しても不思議ではなく、ただしかし、そのことが「韓国社製ビールの不味さ」に繋がっているようです。


◎韓国で麦芽を多く使わなくてもビールと呼べるようになった背景は?


では、なぜ韓国では麦芽を10%だけ使っても問題がないことになったのでしょうか。

[앵커]
나라마다 법으로 정해져 있다는 건데, 독일은 말할 것도 없고 일본에 비해서도 현저히 적은 수준인 것 같은데요.
왜 이렇게 우리만 적은 겁니까?
[キャスター]
国ごとに法律で定められているということですが、ドイツは言うまでもなく、日本と比べても非常に(麦芽の含有率が)低い水準のようですね。
どうしてこんなことになっているのでしょうか。

[기자]
우리의 맥주 제조 기술을 거슬러 올라가면 일제 강점기 때까지 갑니다.
한국 최초의 맥주 공장은 1933년 일제가 세운 영등포의 '조선맥주'와 '쇼와기린맥주'입니다. 지금의 하이트와 OB의 전신입니다.
당시 이 공장들은 일본 규정에 따라 맥아를 66.7%, 다시 말해 2/3를 의무적으로 넣었다고 전해집니다.
광복 이후인 1948년 주세법에서는 비율이 50%로 줄어든 것으로 저희가 파악했습니다.
그리고 1999년엔 10%로 급감했습니다.
그 이유는 저희가 취재를 열심히 했는데 정확하게 파악을 못했습니다.
[記者]
我が国のビール製造技術は日本植民地時代にまでさかのぼります。
韓国最初のビール工場は1933年(現ソウル特別市に位置する)永登浦にあった朝鮮麦酒と昭和麒麟麦酒です。
それぞれ現在のハイトとOBの前身に当たります。
当時この工場は日本の規定により、麦芽を66.7%、3分の2入れなければならなかったと伝えられています。
戦後1948年の酒税法では、割合が50%に減ったことが私たちの調査でわかりました。
そして1999年には10%と急減しました。
その理由を取材を通して明らかにしようと試みましたが、正確な把握はできませんでした。


結局麦芽を10%だけ使ってもビールと呼べる理由はわからずじまいということですが(苦笑)、ビールを製造・販売する大手3社の韓国経済社会への影響力を考えると、複雑な問題があるのかもしれません。


◎まとめ


このニュースを通して、韓国社製ビールはどうして不味いと言われるのか、おわかり頂けたでしょうか。
個人的な結論を言わせてもらうとするならば、韓国にご旅行の際は、ビールではなく、焼酎(소주、ソジュ)かマッコリ(막걸리)を飲みましょう、ということですね(苦笑)!
因みに普段お酒を嗜まない僕でもお薦めしたい韓国の焼酎に、ルビーグレープフルーツ果汁入りの焼酎があります!
日本ではどうも買えないようなので、韓国でお試しあれ!


※参考リンク
2015年6月19日付NEWSIS 「焼酎売上1位ハイト眞露 「チャモンエイスル」でカクテル焼酎市場も飲み込むか(韓国語)」


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