2016年8月11日(木)・12日(金)に、高麗大学校語学堂6級の成績判断の重要な材料の一つである期末試験があり、その結果が出てきましたので、その報告をしたいと思います。
◎期末試験について
期末試験は、成績を評価する5つの項目(中間試験・期末試験・週間試験・卒業発表・授業中態度)の内の一つで、全体評価の30%を占める重要な項目です。
基本的な内容については、中間試験後に6級の授業で習った表現・文法を中心に出題されます。
スピーキングについては、「高麗大学校語学堂6級卒業発表の内容と評価について」で書いた通り、卒業発表での評価がスピーキング全体点数の半分含まれるため、これまでの試験とは異なり、3・4時間目の5級先生との7分前後のインタビューのみ行われます。
◎1日目
1.書き取り(試験時間50分)
僕が受けた時の内容は以下の2つでした。
○発明品
問題の中で提示された近現代の発明品・開発品7つほどから1つを選び、開発当初の目的、否定的側面、選択した発明品・開発商品に対する考えについて6文章以上記述。
僕は監視カメラを選んで記述しました。
○低出生率
韓国における低出生率について、以下の内容を必ず含めて12文章以上記述。
問題文でグラフが示されるので、前日までに綿密にまで資料を検索して目を通す必要はありません。
・序論→本論→解決法提示の順に記述。
・原因、そして問題点を2つ以上記述。
・解決法を2つ以上提示。
○2日目
2.読解(試験時間40分)
受けた印象としては、中間試験と形式が同じで、TOPIK(韓国語能力試験)の読解の時間短縮版、といった感じでした。
3.聞き取り(試験時間40分)
中間試験と同じ形式で、それぞれの問題を2回聞けるので、ある程度余裕を持って受けられるかと思います。
2.インタビュー(インタビュー時間7分)
僕が受けた時の内容は、大まかに分けて、都市生活と経済生活の2つについて答えるものでした。
具体的な内容は以下の通りでした。
○韓国現代史
・歴代韓国大統領から1人選び、その大統領の業績・評価
・韓国の60年代~70年代にかけての産業発展の過程
○発明品
・自分が偉大だと思う発明品
・現代日常生活で当たり前となった近代発明品の発明過程
◎期末試験の結果と、受けてみての感想
僕の結果は以下の通りでした。
読解:95点
聞き取り:95点
書き取り:86点
スピーキング(卒業発表・インタビュー):84点
評価できる点と反省すべき点は以下の通りです。
○評価できる点
・聞き取りにて、問題文を2回聞くことはできるものの、話すスピードがニュースとほぼ同じ程度に速く、内容も難しかった中、冷静に適切な選択肢を選ぶことができた。
・書き取り問題において、低出生率について書く問題の配点が70点と高配点だったため、この問題を書き上げるのに40分使ったが、50分という短い制限時間の中、指定された数以上の文章数を書くことができ、それなりの評価をもらった。
○反省すべき点
・これまでのインタビューより一番内容が難しかったこともあり、緊張してしまって、選んだ大統領の任期を間違ったり、発明品を問われた際に質問の内容を間違って聞き取ってしまったりと上手くいかなかった。
全般的な形式は中間試験と同じだったものの、インタビューで問われた内容に対して答えるには、普段持っている知識量の多さや考えを反映する必要があり、難易度が一段階上がった印象で、結果も他項目より低めの点数となってしまいました。
しかし、読解と聞き取りでは引き続き高得点を取ることができ、比較的苦手印象のある書き取りでもそれ程点数が引かれることがなかったこともあり、総合的に見れば平均90点の点数を獲得できたので、この点については満足しています。
◎まとめ
期末試験に限らず6級を通してではありますが、関心のあるかそうでないかハッキリ分かれるような内容ばかりが範囲となるので、韓国語各種能力と共に、事前に幅広い知識を持っていないと多少内容理解に苦しむことになり、その克服には一層の予習・復習が必要だと思います。
勿論、そうした予習・復習と、授業を欠かさず受けて聞いていれば間違いなく点数は稼げますので、これから6級を受ける予定のある方は良い結果が出ることを願います!
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