◎6級中間試験について
中間試験は、成績を評価する5つの項目(中間試験・期末試験・週間試験・卒業発表・授業中態度)の内の一つで、全体評価の30%を占める重要な項目です。
基本的な内容については、これまで受けた6級の授業で出た表現・文法・内容を中心に出題されます。
○1日目
1.書き取り(試験時間50分)
僕が受けた時の内容は、「一般的韓国人の持つ意識・行動に関して直してほしい・改善してほしいと思うのは?」について6文章・200字以上記述、そして、早期英語教育について賛成若しくは反対の立場を示しながら自分の意見を12文章・800字以上記述、でした。
5級までと異なり、文字数の条件はTOPIK IIの書き取り問題と同じ条件になっていて、50分という短い時間制限の中で、内容が適切で豊富な文章を書く必要があります。
2.インタビュー(インタビュー時間10分程)
僕が受けた時の内容は、以下の質問に対して答えるものでした。
・今の自分は人生の中でどんな時期を迎えているか。
・縁故主義についてどのように思うか。
・共同体意識についてどのように思うか。
・韓国人がアパート(韓国でのアパートは、日本でいうマンション)に住みたがる訳は?
でした。
○2日目
3.読解(試験時間40分)
受けた印象としては、TOPIK(韓国語能力試験)の読解の時間短縮版、といった感じでした。
但し、問題数が20問しかなく、1問当たりの平均配点が5点なため、1問間違えても相当の減点となることに注意する必要があります。
4.聞き取り(試験時間35分)
それぞれの問題を2回聞けますが、内容自体が難しいため、集中力が要求されます。
読解と同じく、問題数が20問しかなく、1問当たりの平均配点が5点なため、1問間違えても相当の減点となることに注意する必要があります。
試験1週間程前に以下4つの問題が試験で出ることが提示されました。
・南北朝鮮統一の必要性
・レベル別移動授業(小学校・中学校において、主要科目毎に3つ以上のレベルに分けて行う授業方式)
・(主に英語圏への)早期留学
・英語早期教育
試験前日に同じクラスの誰と行うかが決まりますが、試験直前までにどの話題で賛成又は反対の立場に回るか、賛成・反対それぞれの立場での資料検索、それぞれの話題で大まかにどのような形で議論を行うことにするか等の準備をすることができます。
僕の場合は僕を含めて4人でのディベートと決まりましたが、それぞれの話題での賛成又は反対の立場をあらかじめ決めたのみで、資料検索は個々に任せ、議論の進行具合を決めることはしませんでした。
試験直前に議題が言い渡され、僕の時は「レベル別移動授業について、賛成・反対の立場に分かれて議論を行った上で、望ましい授業形式についての結論を下しなさい」というものでした。
僕は反対の立場に回り、準備時間の5分の間に、同じ反対の立場に回った学生1人と、反対の理由・資料提示等について話し合った上で、25分間のディベートに臨みました。
◎6級中間試験の結果と、受けてみての感想
僕の結果は以下の通りでした。
読解:90点
聞き取り:85点
書き取り:86点
スピーキング(インタビュー・ディベート):79点
僕の場合、評価できる点と反省すべき点は以下の通りです。
○評価できる点
・書き取りにて、50分という制限時間の中、先生から高評価を得ることができた(2問目に関しては、内容がしっかりしていて、600文字以上程度書いていれば、TOPIK IIほど点数が引かれることはないようです)。
○反省すべき点
・読解と聞き取りにて、間違いがそれぞれ2問と3問だけだったにもかかわらず、1問当たりの配点が大きいため、点数が思いの外引かれてしまい、特に聞き取りでの集中力持続が必要。
・スピーキングで流暢性と発音の評価が、4級と5級での試験に引き続き他の項目と比較するとあまり良くなく、引き続き話す際の発音に今まで以上に気を付けることが重要。
しかし、この調子で他の重要項目である卒業発表・期末試験も乗り切れば卒業ができそうなので(とは言え、卒業発表を実際に乗り切れるか非常に心配ではありますが苦笑)、その点については安堵しています。
いつもの通りになってしまいますが、しっかりと授業を受けて、家でもしっかり復習して、そして試験で極度に緊張しなければ、問題なく点数を稼げると思いますので、これから6級を受ける予定のある方は自信を持って頑張って下さい!
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