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2016/06/11

韓国・慶尚北道 ユネスコ世界遺産登録地巡りの旅 Part 6-瞻星台をはじめとした月城地区を巡る

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天文台として利用されていたとされる瞻星台


国立慶州博物館を訪ねた後は、国立慶州博物館停留所から10番バスに乗車、月城洞事務所前停留所で下車し、徒歩5分程のところにある瞻星台(첨성대、チョムソンデ)へ向かいました。


瞻星台は、韓国MBCドラマで放映されたことでもお馴染みの新羅第27代善徳女王(선덕여왕、ソンドッヨワン)の時代に建てられたとされる建造物です。
学者の間ではかつて天文台として利用されていたとされ、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。


高麗大学校語学堂の先生に慶州について聞いた時、「瞻星台は観光客がとてもガッカリする観光地の一つ」と仰っていて、そう言われると逆に実際どうなのか、とても気になるところでしたが。。。


やっぱり少しガッカリでした。。。(事前にがっかりすると聞いたので、ガッカリ度は抑えられましたが(笑))。
何せ、天文台として利用されていたという割には小さいということと、少し傾いているため、近くに近づくことができない、ということが大きいです。


※参考リンク
慶州ニュース>『タマムシ電気自動車』の運行開通式|慶州市(日本語)
春を迎え、慶州桜旅行を1,000ウォンで楽しむ方法|慶北ナドゥリ(韓国語)


国立けいしゅう博物館停留所から10番バスに乗り、月城洞事務所前停留所で下車


周辺には赤やピンクの綺麗な花が咲き誇っていました。


虫の形をした、変な車を発見!
瞻星台一帯を解説付きで回る、その名も「タマムシ電気自動車」だそう。
3,000ウォンで利用可能。


ユネスコ世界文化遺産に登録されている瞻星台。
確かに、天文台として使われていたという割には、そこまで大きくない。。。


瞻星台以外の月城地区名跡散策


瞻星台で過ごす時間があまりにも短くなってしまったので、周辺にある古墳群や宮殿跡等を散策しました。
瞻星台を含めた一帯は月城地区(월성지구)と呼ぶそうですが、ユネスコ世界文化遺産の構成物になっているという鶏林(계림、ケリム、慶州金氏の始祖である金閼智(김알지、キム・アルジ)が生まれた場所とされる)、奈勿王陵(내물왕릉、ネムルワンヌン、新羅第17代奈勿王の墓)、月城(월성、ウォルソン、新羅の宮殿だったとされる)、東宮・月祉(동궁과 월지、トングングァウォルチ、新羅で使われていたとされる離宮の跡地)等を散策してみました。


月城地区で訪ねた名跡の中で、個人的な一番のお薦めは、東宮・月祉です。
他の名跡と違って2,000ウォン(約180円)の入場料が必要ですが、幾つか復元された建物と池・木々等の周りの風景との調和が素晴らしく、新羅の離宮として使われていたことが納得できました!


※参考リンク
月城地区|韓国観光公社(日本語)
慶州仁旺里古墳群|民族文化大百科事典(韓国語)
慶州ニュース>「伝統婚礼プログラム」の運営|慶州市(日本語)
慶州郷校公式ウェブサイト(韓国語)
見所・娯楽 > 慶州歴史遺跡地区 > 月城地区 > 慶州 東宮 月址(舊 雁鴨池, 臨海殿址)|慶州観光協会(日本語)



仁旺里古墳群(인왕리고분군、イナンニコブングン)


慶州金氏の始祖である金閼智が生まれた場所とされる鶏林


新羅第17代奈勿王の墓である奈勿王陵


682年に大学に当たる最高教育機関として創建されたという慶州郷校(경주향교、キョンジュヒャンギョ)。


1492年からは儒教に基づく教育機関として発展したという慶州郷校で、儒教式婚礼のイベントが行われていました。


慶州郷校での餅つき。
やっぱり臼じゃないのね。。。

新羅の宮殿だったという月城。
現在は復元工事中。


李氏朝鮮時代の1738年に作られたという石氷庫


月城地区一帯は、2012年~2013年にかけてKBSで放送されたドラマ「大王の夢(대왕의 꿈)」の撮影地らしいです。


東宮・月祉への入場は、入場料券売り場で入場券を購入してから。


東宮・月祉では、資料を基に復元された建物が幾つかあります。


最盛期の東宮・月祉の再現模型。
これは豪華!


東宮・月祉と池を同時に眺める。
「風流だなあ」と呟きたくなる風景!


東宮・月祉では、シートを広げて、休んでいる人の姿も見えました。

東宮・月祉

◎営業時間
9:00~22:00

◎入場料
2,000ウォン

◎アクセス
〇慶州高速バスターミナルから
600番バスに乗り、東宮と月祉・雁鴨池(동궁과월지.안압지)停留所下車後直ぐ。

〇KTX新慶州駅から
700番バスに乗り、東宮と月祉・雁鴨池(동궁과월지.안압지)停留所下車後直ぐ。


Part 7へ続く。


慶州へ旅行に行きたい方は、こちらの書籍もご参考に!↓

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