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2016/05/19

高麗大学校語学堂5級期末試験の内容と結果について

2016年5月17日(火)・18日(水)に、高麗大学校語学堂5級の成績判断の重要な材料の一つである期末試験があり、その結果が出てきましたので、その報告をしたいと思います。


◎期末試験について


期末試験は、成績を評価する5つの項目(中間試験・期末試験・週間試験・課題発表・授業中態度)の内の一つで、全体評価の30%を占める重要な項目です。
基本的な内容については、中間試験後に5級の授業で習った表現・文法を中心に出題されます。
スピーキングについては、3・4時間目の5級先生との7分前後のインタビューと、以前行ったプレゼンテーション課題をベースに行う5分前後の発表の2つあります。


◎1日目
1.書き取り(試験時間50分)
僕が受けた時の内容は以下の2つでした。
○科学
凝固・液化・昇華・慣性・重力等、教科書で習った科学現象の定義と例を5文章以上記述。

○都市
「20年程前でも問題の多かった幸福市(仮)が、いかにして休暇に一番訪れたい都市との評価を受けるようになったか」というテーマで、以下の内容を必ず添えて12文章以上記述。

・環境汚染、特に深刻なゴミ問題に対し、市はごみ処理施設を拡大した一方で、市民はどのような努力をしたか。
・便宜施設や観光客に対するおもてなし不足に対して、市民は観光案内等ボランティアに参加するようになったが、市としてはどのような政策を練ったのか。


2.インタビュー(インタビュー時間7分)
僕が受けた時の内容は、大まかに分けて、都市生活と経済生活の2つについて答えるものでした。
具体的な内容は以下の通りでした。

○都市生活
・ソウルに来る前に住んでいた都市
・ソウルについての印象
・ソウルのこれからの理想都市像

○経済生活
・お金を使う方か、使わない方か
・(僕が、使わず貯蓄する方だ、と答えたことに対し)無計画にお金を使ってしまう人に対してのアドバイス
・(韓国国内外問わず)最近の物価・為替事情
・(日本の物価が上がってきている、と答えたことに対して)これからどのような対策が望まれるか


○2日目
3.読解(試験時間40分)
受けた印象としては、中間試験と形式が同じで、TOPIK(韓国語能力試験)の読解の時間短縮版、といった感じでした。

4.聞き取り(試験時間35分)
中間試験と同じ形式で、それぞれの問題を2回聞けるので、ある程度余裕を持って受けられるかと思います。

5.発表(準備時間3分・発表時間最大6分)
以前に僕が行ったプレゼンテーションを基に、3・4時間目の先生が提示した2、3個の質問に対する答えを含めた形で、5分前後、最大でも6分発表するというもの。


「高麗大学校語学堂5級プレゼンテーションの内容と評価について」で記した通り、僕はソーセージについてプレゼンテーションを行ったのですが、先生より「ソーセージの語源・歴史、またソーセージの大まかな種類について発表すること」との提示を受けたので、3分間で提示された内容を中心にした大まかな発表構成をメモし、5分半程発表を行いました。


時間はスマートフォンのストップウォッチ機能を使って計っても構わないので、(意外に)ある程度冷静だった僕は、発表を何とか6分以内でまとめ上げることができました。


◎期末試験の結果と、受けてみての感想


僕の結果は以下の通りでした。

読解:95点
聞き取り:100点
書き取り:89点
スピーキング:81点

評価できる点と反省すべき点は以下の通りです。

○評価できる点
・聞き取りにて、問題文を2回聞くことはできるものの、話すスピードがニュースとほぼ同じ程度に速く、内容も難しかった中、冷静に適切な選択肢を選ぶことができた。
・書き取りにて、50分という短い制限時間の中、指定された数以上の文章数を書くことができた。

○反省すべき点
・インタビュー時の試験官は3・4時間目の先生だったが、偶に首を傾げる時があり(わざとなのか本当に理解してもらえなかったのかはわかりませんが)、それに動揺して緊張が増してしまったため、思うように話すことができなかった。
・発表時、時間内では終わらすことができたものの、多少内容が不足していた。


全般的な形式は中間試験と同じだったものの、中間試験後に取り扱われた内容が、世界地理・宗教・人種、科学、都市生活、経済生活と、幅広い知識が要求されるものばかりだったため、同じ5級でも内容が一段階上がった印象でした。


そんな中でも、僕が得意としている読解と聞き取りでは引き続き高得点を取ることができ、比較的苦手印象のある書き取りでもそれ程点数が引かれることがなくいけたのは、非常に良かったです。


一方、スピーキングについては、3・4時間目の先生が少し厳しめということ(苦笑)と、インタビュー時において必要以上に緊張してしまったことがあり、他項目よりも低めの点数となってしまいました。


しかし、総合的に見れば平均90点以上の点数を獲得できたので、この点については満足しています。


◎まとめ


中間試験の際には、しっかりと授業を受けて、家でもある程度復習して、そして試験で極度に緊張しなければ、問題なく点数を稼げる」と書きましたが、期末試験では、関心のあるかそうでないかハッキリ分かれるような内容ばかりが範囲となるので、韓国語各種能力と共に、事前に幅広い知識を持っていないと多少内容理解に苦しむことになり、その克服には一層の予習・復習が必要だと思います。
勿論、そうした予習・復習と、授業を欠かさず受けて聞いていれば間違いなく点数は稼げますので、これから5級を受ける予定のある方は良い結果が出ることを願います!

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