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Part 5はこちら◎延吉駅から長図線で図們駅へ
中国3日目は、前日行きそびれた、これまた北朝鮮との国境都市である図們市へ。
図們北駅まで前日乗った高速列車で行くという手もありますが、並行している在来線の長図線の列車にも乗りたかったので、長図線の駅である延吉駅へバスで向かいました。
延吉駅では何故か朝鮮語の窓口はありませんでしたが、「図們」を中国での発音で告げてパスポートを提示し、何とか切符を購入することができました。
乗車時間がせいぜい50分程なので、座席の種類は一番低いランクの「硬座」を選び、価格は9元(約150円)。
切符は余裕で購入できたものの、列車に乗る直前にトイレに駆け込まなければならない事態に。
しかもトイレが和式しかなかったために余計に時間がかかり、危うく乗りそびれるところでしたが、何とかギリギリ列車に乗ることができました(苦笑)。
「硬座」の座席配置は3+2列で、幅はそんなに狭くないので、外の景色を見ながらゆったり乗ることができました!
僕が乗車したのは、黒龍江省のハルビン市にある香坊駅を前日夜に出発した列車で、延吉駅6:50発図們駅行きの列車。
ほぼ定刻の7:40に図們駅に到着しました!
延吉駅 |
窓口で6:50発の図們行き列車のきっぷを購入 |
発車時間ギリギリで改札に間に合いました(汗)。 |
延吉駅を出発! |
座席の配置は3+2列。 |
前日夜に黒龍江省から来ている列車ということで、ゴミもたまってしまいます。。。 乗務員が掃除していました。 |
ところどころで見えた民家 |
高速列車とは異なり、険しい山の崖に沿いながら進みます。 |
途中、吉琿旅客専用線の図們北駅が見えました! |
実は図們北駅の隣に、長図線の曲水という駅がありました。 どうりで、図們北駅は図們市中心街から遠いわけです。 |
図們駅までもう少し。 車両基地らしき建物が見えました。 |
ディーゼル機関車をパチリ! |
図們駅の駅員! |
図們駅に到着! |
「図們駅はあなたを歓迎します」 |
図們駅の駅舎 |
◎図們駅から図們江方面へ
図們駅から北朝鮮との国境を成す図們江方面へ歩いてみます。
図們市は延吉市や琿春市よりも規模が小さい印象で、土曜日の早朝だったということもあってか、人通りは少なめでした。
図們駅すぐ近くにある図們バスターミナル |
図們駅周辺は、車が数台通る程度で、人通りは少なめ。 |
記念碑っぽいのを発見! |
説明書きを読んでみると、1945年8月17日に当時ソ連軍が当時日本軍から図們周辺を解放した際に犠牲になったソ連軍兵士20人の追悼記念碑だそう。 2012年8月には駐中ロシア大使館捻出の資金で補修されたそう。 |
タクシーにつらら! |
ハングルで「図們市朝鮮族飲食文化特色街」と書いてありました。 |
早朝ということで開いていませんでしたが、夜の姿も見てみたいものです。 |
◎図們口岸
図們駅から歩いて40分程で到着したのが図們口岸。
中国と北朝鮮の国境にある税関です。
建物の奥にある、図們江に架かる橋を渡れば、そこは北朝鮮。
図們口岸に行く前にネットで調べたところによれば、橋の途中にある国境線まで近づけるようで、僕もそれをできると思っていたのですが、僕が行った時には警備が厳重になっていて、残念ながら橋に入ることができませんでした。
近くにいた朝鮮語を話せる人に尋ねてみると、「理由はわからないけど入れなくなった」そう。
ここでも、昨今の中朝の関係悪化が垣間見えます。
それでも図們江の向こう側には、北朝鮮の南陽の町の風景がはっきりと見えました。
図們口岸 |
図們口岸に向かって少し右方向に進むと、図們江に近づける道に行くことができます。 |
図們江まで来ました。 図們江に架かっている橋で色分けされている地点が中朝国境線。 図們江の向こう側は北朝鮮の南陽という町。 |
後に国家主席となる江沢民氏の下で1991年に建てられたと思われる碑。 |
中朝国境を成す図們江に架かる橋。 僕が訪れた際には、橋に入ることはできませんでした。 1台の小さな車が中国から北朝鮮に向かっていきました。 何を運んでいたのでしょう。 |
南陽にある建物から、暖炉用と思しき煙が上がっているのがはっきりと見えました。 |
Part 7へ続く。
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