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2015/06/28

ベルリン最大のベトナムマーケットに潜入してきた!

当時西ドイツとベトナムの国交樹立40周年記念イベントが開かれるのを知り、会場であるDong Xuan Centerに行ってみました。


◎ベルリンにおけるアジアからの移民の中では最大規模を誇るベトナム人コミュニティー


ベルリン在住のアジアからの移民の中で、どの国から一番多く来ているか。
僕は勝手に中国だと思っていたのですが、実はベトナムなのだそうです。
ドイツ全体で見ても、中国と同じくらいベトナムからの移民が多いそう。
1980年代に旧東ドイツが同じ共産主義国家から労働力を受け入れた際、失業率の高かったベトナムからも多くのベトナム人がやって来たことと、共産主義国家からの難民として、一定数のベトナム人が旧西ベルリンにやってきた(この人たちのことをボートピープル(Boat-People)と呼ぶそうです)のが理由だそうで、その人たちとその子孫が今も住んでいるらしいです。
実際ベトナム人が経営していると思われる料理店も一杯あります。(但し、大抵はタイ料理・インドネシア料理、更には寿司もみられる等、かなりごちゃまぜですがw)


※参考リンク
ベルリン・モルゲンポスト紙「ベルリンはこんなにも多様 ‐ 移民でベルリンの壁の位置がわかる(So bund sind Berlins Kieze ‐ Migranten machen den Mauerverlauf sichtbar)」(ドイツ語)

2015年3月29日付ドイッチェ・ヴェレ 「ドイツとベトナムの関係『私たち人類は理解し合える』(Deutsch-vietnamesische Beziehungen: "Man versteht sich einfach")」(ドイツ語)


ベルリン最大のベトナムマーケットであるDong Xuan Centerは、路面電車M5またはM8系統のHerzbergstr./Industriegebiet停留所から歩いて直ぐのところにあります。



Dong Xuan Centerの地図。
南側にHerzbergstr./Industriegebiet停留所があります。


Dong Xuan Center入口の前を通る路面電車


◎Dong Xuan Centerに入ってみた!


入ってみると、ベルリンとは全くの別世界!
巨大な倉庫のような建物が敷地内に4つあり、それぞれに飲食店・服飾店・玩具店・理髪店が所狭しと並んでいました。
殆どはベトナム人の店でしたが、中にはアラブ系の人が経営していると思われる店もちらほら。
服飾店の中には、偽ブランド品を売っているのでは、とも見れるかなり怪しい店もありましたがw
こんな光景を見るのは久しぶりだったので、非常に興味を持って回りました!
更に当日は記念イベントということで、建物とは別のところで豚肉・鶏肉のバーベキューを無料で大盤振る舞い!
僕も勿論たらふく食べました(笑)


Dong Xuan Center入口


Dong Xuan Centerの中は広大な敷地です!


イベント開催記念演奏


1975年、旧東ドイツのライプツィヒ(Leipzig)にあるヘーダー機構(Herder-Institut、現ライプツィヒ大学言語学部)で行われていた、ベトナムからの移民に対するドイツ語授業の様子。


1981年、旧東ドイツのコトブス(Cottbus)にあった化学工場で職業訓練(Ausbilding)中のベトナム人の様子。


ベルリン在住のベトナム人は勿論、多くのドイツ人も訪れていました。


倉庫のような建物が3、4つあります。


食料品を売っている箇所に入ってみました。
ベトナムをはじめとした東南アジアのみならず、中国・韓国の食品もありました。


数少ないですが、日本の食品もありました!


服飾・雑貨を販売している箇所


アジアらしい雑多な光景の中にいると、ベルリンにいることを忘れてしまいます。


食品やレストランの箇所は、かなりの人で賑わっていました。


ベトナムの民俗舞踊でしょうか。


豚肉・鶏肉食べ放題!!


このトラックから、豚肉・鶏肉が出されていました。
あんなに多くの豚肉・鶏肉を、一体どこから仕入れたのでしょう。。


余談ですが、イベントの中でベトナム語の講演を聞いた時、何となく中国語(というか広東語と言った方が正確なのかもしれまんせんが)と雰囲気が似ているな、と感じたのは僕だけでしょうか?



ベルリン市バス・路面電車車庫一般公開&路面鉄道開業150周年

ベルリン市が運営するバス・路面電車の車庫の一般公開イベントに行ってきましたよ。
イベント入口

このイベントでは、バス・路面電車それぞれの歴代・現役車両の展示や、普段は見ることのできない検査場を見学することができました。

バスの検査の様子

路面電車の車体を下から見学

路面電車の洗車

また今年は、1865年に馬車鉄道としてベルリンに路面鉄道が開業してから150年ということで、世界大戦・ベルリン東西分断・モータリゼーションを乗り越えて今に至るベルリン路面鉄道の歴史の紹介と、歴代・現役車両の特別運行も行われました。
イベントは老若男女大勢の人で賑わい、歴代車両が出発する時は沢山の人がその様子を見守っていました(かく言う僕もそうでしたがw)。

歴代のバス


昔の路面電車の記念走行

現役の路面電車の車両勢揃い!

総距離200㎞近くの線路を保持し(殆どは旧東ベルリンに集中していますが)、数ヶ所の延伸が検討されている等、路面電車がベルリン市民の重要な足となっていることが垣間見えるイベントでした。

2015/06/27

ベルリンクラシック音楽鑑賞記その6

ベルリン・フィルハーモニーにて、ベルリン・ドイツ交響楽団(Deutsches Symphonie Orchester Berlin)の演奏を聴きました。

ベルリン・フィルハーモニー

この交響楽団は1946年設立、過去にはウラディーミル・アシュケナージ氏、ケント・ナガノ氏等が首席指揮者を務めたそうで、現在はトゥガン・ソヒエフ氏が首席指揮者を務めています。


ベルリン・ドイツ交響楽団の歴史紹介


演目:
ベートーヴェン「エグモント序曲」
ショパン「ピアノ協奏曲第1番」
リヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」

今回の鑑賞の一番の目的は、ピアニストのヤン・リシエツキ(Jan Lisiecki)。
両親がポーランド人のカナダ人で、現在20歳。
若干15歳でドイツグラモフォンと契約を結んだらしいのですが、実際聴いてみて、英エリザベス女王2世の前でも演奏したことがあり、今回弾いた曲のCDも出している、というだけあって、堂々と弾いている印象を受けました。
僕自身、ショパンの曲の一般的な特徴として、言葉では簡単に言い表せない悲しみが込められている、と思っているのですが、リシエツキの演奏には、それが少し足りないかな、と感じました。
でもそれを除けば素晴らしい演奏で、まだ20歳である故、年を良い具合に重ねた時の彼の演奏がとても楽しみです。


演奏終了後のサイン会


2015/06/21

ベルリンクラシック音楽鑑賞記その5

ベルリン国立歌劇場管弦楽団が無料のオープンエアー・コンサートイベント「STAATSOPER FÜR ALLE(みんなのための国立歌劇場)」を開催することを知り、聴きに行ってきました。
このイベントは2007年から毎年行われているイベントらしく、BMW社の協力によって無料になっているよう。
今年はバイオリニストとしてリサ・バティアシュヴィリ氏を迎えての公演。
演目:
ワーグナー「歌劇タンホイザーより大行進曲」
チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」
ベートーヴェン「交響曲第5番」


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結局のところは有料?


会場に1時間半前に着くと、ゲネプロが行われていて、もう興奮状態w
しかし、既に会場にいる人は皆折り畳み椅子に座っている!
「確かに、誰か1人でも立っていると、前見えないもんな。。」
ということで、会場で売っていた折り畳み椅子15ユーロを購入。
入場料は無料だけど、結局は15ユーロの入場料を払うのと同じことか。。
(慣れている人はしっかりと自宅から折り畳み椅子を持参!)
まあ3曲も聴けるわけだしいいか、とこの時は思っていたのですが。


ゲネプロの様子

演奏中に立つとはっ!!


演奏が始まっても、2列ほど前の人たちが立ったまま一向に座らないw
後ろの人に迷惑になると思って折り畳み椅子を買ったのに、立つ人がいるとは!w
これでは殆どダニエル・バレンボイム様ならびにオーケストラの姿を見れないではないかw
どうやら偶々左端近くに陣取ったことがいけなかったみたいです。
どうりで前後関係なく真ん中辺りから埋まっていくわけでした。。


ちょ、なんで立つんねん!!


バティアシュヴィリ氏の演奏終了


「座っている方の視界の妨げになりますので、立っている方は空いている場所に座ってお聴き下さい」というアナウンスもなく。。
アルバイトと思われる人も指導することなく。。
周りの人は全く文句を言わなかったので、僕も文句を言うことはしませんでした。
やはり、無料なのにはそれなりの理由がある、ということを改めて認識した1日でしたw
でも、音色を聴くだけでも、演奏家達の高い演奏能力と音響設備のおかげで、心地良い気分になれたのは救いです。
特にバティアシュヴィリ氏のヴァイオリン演奏は最高でした!
ベートーヴェン「交響曲第5番」が一般的演奏よりテンポが少し遅かったのは好みが分かれるかもしれませんが。
さて、日本に帰国するとなった時、折り畳み椅子を誰に譲ろうか?w

2015/06/07

ベルリンクラシック音楽鑑賞記その4

先月に引き続きベルリンフィルハーモニー大ホールで、日本でもサー・サイモン・ラトル氏後の次期首席指揮者選びが話題となっているベルリン・フィルハーモニーの演奏を聴いてきました!
当日がUEFAチャンピョンズリーグ決勝にもかかわらず。。
(この日と前後して3日間同プログラムが組まれていたのですが、チケットを買おうとした時に一番安いチケットがこの日にしかなく、しかもその時はこの日が決勝だとは知らなかったのです。。でも後半からは家でしっかり見ることができました!w)
とはいえ、憧れだったダニエル・バレンボイム氏を直に見れるということで、とても楽しみにしていました!
しかもこの日のコンサートマスターは樫本大進氏で、日本人としては嬉しい限りでした!
演目は、ドイツ人現代作曲家ヨルグ・ヴィトマン(Jörg Widmann)『悪魔のキューピッド(Teufel Amor)』と、ピョートル・チャイコフスキー『交響曲第6番‐悲愴』。

バレンボイム様ご登壇


いよいよバレンボイム様のご登壇と共に演奏開始。
ヨルグ・ヴィトマン『悪魔のキューピッド』は、著名詩人フリードリッヒ・フォン・シラー作と伝えられるも現在は行方不明という同題名の詩からインスピレーションを得て2009年にヴィトマンが作曲、後2011年に自身が改訂した作品らしく、2012年にアントニオ・パッパーノ氏指揮・ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が初演を行ったというもの。
ベルリン・フィルハーモニーでは今回のプログラムが初演ということみたいでしたが、バレンボイム様は以前に現在音楽監督を務めているベルリン国立歌劇場付属オーケストラの下での演奏経験があるらしく、この曲に対する解釈が深い印象を受けました。
しかし、この曲のタイトルにふさわしく、打楽器・ハープ・チェレスタの不均衡なリズムでの音と弦楽器の不協和音がとても耳に残るので、演奏後の休憩が始まって直ぐに外の空気を吸いに行ってしまいましたw
Youtubeでも音源があったので、興味のある方は聞いてみてください



バレンボイム様&ベルリン・フィルハーモニーという最高の組み合わせ



後半はチャイコフスキー『交響曲第6番‐悲愴』。

これはもう素晴らしすぎでした!!!!

チャイコフスキー渾身の作品ということで元々壮大なのに、バレンボイム様とベルリン・フィルハーモニーの力で更に壮大が増していて、「これが本当のトップの演奏家達の力なんだな」と感動!!!!
特に第3楽章の演奏は、終わった後に観客から思わず拍手が巻き起こったのも理解できるほど、本当に素晴らしかったです!!!!
もちろん最終楽章が終わった後はスタンディングオベーションでした!!!!
バレンボイム様は、僕がYoutubeで好んで見ている、BBCプロムス2012でウェスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラを指揮している姿そのままの豪快な指揮っぷりで、斎藤佑樹にも負けないどころか彼に勝るハンカチの使用頻度にも感激w
ベルリン・フィルハーモニーは言うまでもなく、個々の高い演奏技術が衝突することなく見事に合わさっていて、バレンボイム氏との息もぴったりのように感じました。
先月の内田光子氏のピアノ演奏に引き続き、トップの演奏家達の見事な演奏を聴くことができて本当に良かったです!!!!

2015/06/06

ベルリンでのサッカー欧州チャンピオンズリーグ決勝戦開催記念イベントに行ってきた!

今年はベルリン・オリンピックスタジアム(Olympiastadion Berlin)でサッカー欧州チャンピオンズリーグ決勝戦があります!
その関連イベントとして、ブランデンブルク門(Brandenburger Tor)近くでチャンピオンズフェスティバル(Champions Festival)なるものが開かれているということで、行ってきました!
決勝戦前日でも沢山の人で賑わっていましたよ!


チャンピオンズフェスティバルのポツダム広場(Potsdamer Platz)側入口。
入場する際に手荷物検査がありました。


FCバルセロナ(FC Barcelona)のサポーターらしき人発見!


サッカー欧州チャンピオンズリーグ特別公式ショップ。
記念ボール、Tシャツ等が売られていました。
僕も
Tシャツを買ってしまいました(苦笑)


ユベントスFC(Juventus FC)所属のジャンルイジ・ブッフォン(Gianluigi Buffon)選手


FCバルセロナ所属のネイマール(Neymar)選手


サッカー女子欧州チャンピオンズリーグ決勝戦もベルリンで行われるということで、決勝戦進出チームであるフランクフルト(Frankfurt)所属の安藤梢選手のポートフォリオもありました!


ブランデンブルク門西側では、フードコートや特別ブース等が設けられていました。


ユベントスのファンも発見!


記念ロゴをブランデンブルク門と一緒に!