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プロコフィエフ博物館 (Музее С.С. Прокофьева, The Prokofiev Museum) を後にすると、モスクワは2017年最後の夜の宴を迎えようとしていました。
2017年大晦日の夜は、今回の旅行のハイライト、バレエの本場ロシアでの、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Pyotr Ilyich Tchaikovsky) 作曲バレエ組曲『くるみ割り人形 (Щелкунчик, Nutcracker) 』鑑賞です!
当初今回の旅行を計画していた際に行きたかったのは、ロシア最高峰のバレエ劇場として名高いボリショイ劇場 (Большой театр, Bolshoi Theatre) でした。
2017年9月下旬にボリショイ劇場公式ウェブサイトに出ていたあるリリースを読んでみると、ボリショイ劇場での年末年始公演は現地のチケット売り場に直接行かないと買えなさそう。
代わりに同じモスクワ(しかもボリショイ劇場と近い位置にある)にあるスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場 (Музыкальный театр им. К. С. Станиславского и Вл. И. Немировича-Данченко, Stanislavsky and Nemirovich-Danchenko Moscow Music Theatre) というバレエ劇場ではインターネット上でも購入出来るということで、こちらの方を公式ウェブサイトから購入しました!
因みにスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場公式ウェブサイトはロシア語版だけでなく英語版もあります。
英語がわかれば、他の有名オーケストラや劇場の英語版ウェブサイトを通じて購入するのと同じように買えるのでご安心を!
しかし、数日後にふとボリショイ劇場の公式ウェブサイトをチェックすると。
大晦日のチケット売ってるやん。。。
どうやら先ほどの告知は、現地での先行販売だったようです。
でもボリショイ劇場公演チケットの価格を見てみると、(僕からすると)べらぼーに高いです。。。
ということで、いくら海外旅行とはいえ、自身の財布の懐具合を考えながら、どの劇場のチケットを購入するかを決めた方が良いかも知れません。
公演開始30分前、待ち焦がれていたバレエ公演鑑賞のため、スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場に入りました!
劇場の中も印象的な絵や公演名場面集が飾られており、劇場の一端を知ることが出来ました。
公演開始前にスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のホワイエも覗いてみたのですが。
なに、こ、これがホワイエ!?
で、デカすぎる!!
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のホワイエの広さと開放感溢れる造りに唖然としてしまいました(汗)。
いよいよスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場でのバレエ公演開始直前。
ホールの中に入り、『くるみ割り人形』の鑑賞です!
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場での『くるみ割り人形』鑑賞の感想は!
本当に素晴らしい公演でした!
すみません、ありきたりな感想になってしまいました(汗)。
でもそれ以外の言葉が出ない程、2時間弱の夢物語があっという間に過ぎ去っていった感じで、本当に感動しました。
しかし、その中でも心に留めておきたい、気付いたことがあったので、書き残したいと思います。
バレエダンサーの技術が(やはり)スゴイ!
やはりつま先立ちがしっかりしていて、見栄えの良い姿勢を常に保っている印象を受けました。
そしてそれが、大人の年代は勿論のこと、ジュニアの年代でもその技術がしっかり出来ていることにも驚きました。
相当なトレーニングをこなしていることが窺えます。
『くるみ割り人形』では、プリモとプリマが踊っている場面だけでなく、プリモとプリマが踊っている舞台袖近くで、その下のステータスに位置すると思われる男女バレエダンサー、片側男女5人ずつの合計20人程が、1ミリも微動だにせずという感じで、その場面の間同じポーズを取っているという場面もありました。
ここで僕は何分間も同じ格好をしなければいけない辛さを案じて、「わざわざそんな場面作らなくてもいいのでは」と思ってしまいました。
ただ公演終了後にバレエについていろいろ調べてみると、見栄えの観点からこれもよくある設定の一つであるようで、彼らのような役回りのダンサーをフランス語でコール・ド・バレエ (corp de ballet) というのだそうです。
http://stanmus.com/
Part 8へ続く。
ロシアでのバレエ鑑賞及び歴史に関しては、下記の書籍もご参考に!
プロコフィエフ博物館 (Музее С.С. Прокофьева, The Prokofiev Museum) を後にすると、モスクワは2017年最後の夜の宴を迎えようとしていました。
2017年大晦日の夜は、今回の旅行のハイライト、バレエの本場ロシアでの、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Pyotr Ilyich Tchaikovsky) 作曲バレエ組曲『くるみ割り人形 (Щелкунчик, Nutcracker) 』鑑賞です!
ボリショイ劇場公演を取らなかった代わりに
当初今回の旅行を計画していた際に行きたかったのは、ロシア最高峰のバレエ劇場として名高いボリショイ劇場 (Большой театр, Bolshoi Theatre) でした。
2017年9月下旬にボリショイ劇場公式ウェブサイトに出ていたあるリリースを読んでみると、ボリショイ劇場での年末年始公演は現地のチケット売り場に直接行かないと買えなさそう。
2017年9月頃のボリショイ劇場の告知。 画面下方に、「2017年12月29日~31日分チケットは、2017年9月30日モスクワ時間10:00より劇場チケットオフィスにて発売開始」と書かれています。 |
代わりに同じモスクワ(しかもボリショイ劇場と近い位置にある)にあるスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場 (Музыкальный театр им. К. С. Станиславского и Вл. И. Немировича-Данченко, Stanislavsky and Nemirovich-Danchenko Moscow Music Theatre) というバレエ劇場ではインターネット上でも購入出来るということで、こちらの方を公式ウェブサイトから購入しました!
因みにスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場公式ウェブサイトはロシア語版だけでなく英語版もあります。
英語がわかれば、他の有名オーケストラや劇場の英語版ウェブサイトを通じて購入するのと同じように買えるのでご安心を!
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場で行われる公演のチケット購入には登録が必要。 |
1階後方の席が6,000ルーブル(約1万2,000えん)! |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場の公演チケット購入はクレジットカードで決済出来ますが、VISA或いはMastercardブランドのクレジットカード支払いが必要。 |
購入に成功すると英語版ウェブサイトで購入したにもかかわらず全てロシア語でメールが自動配信されます。。。 でも添付ファイル中「ticket-1.pdf」を印刷して持ち込むことで、入場出来ました! |
しかし、数日後にふとボリショイ劇場の公式ウェブサイトをチェックすると。
大晦日のチケット売ってるやん。。。
どうやら先ほどの告知は、現地での先行販売だったようです。
でもボリショイ劇場公演チケットの価格を見てみると、(僕からすると)べらぼーに高いです。。。
ということで、いくら海外旅行とはいえ、自身の財布の懐具合を考えながら、どの劇場のチケットを購入するかを決めた方が良いかも知れません。
ボリショイ劇場12月31日公演購入可能になったとはいえ、3階バルコニー席でさえなんと7,000ルーブル(約1万4,000円)! |
ボリショイ劇場12月31日公演2階バルコニー席は、な、なんと1万ルーブル(約2万円)!! |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場に入場
公演開始30分前、待ち焦がれていたバレエ公演鑑賞のため、スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場に入りました!
劇場の中も印象的な絵や公演名場面集が飾られており、劇場の一端を知ることが出来ました。
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場。 ボリショイ劇場には敵いませんが、伝統的風格が感じられる建物。 |
クロークでコートや一眼レフカメラを預けました。 |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場の中に入りました! やはり皆さんドレスコードがしっかりしていらっしゃる! ジャケットを羽織っただけの僕と違って(苦笑)。 |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場の中にあった絵画。 有名なバレエ音楽をモチーフにしたのでしょうか。 |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場での、これまでの公演名場面集でしょうか。 |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のプリマ? この美しい写真を見ると、つま先立ちに憧れる人が多いのもわかる気がします。 |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のホワイエが恐ろしく○○○!
公演開始前にスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のホワイエも覗いてみたのですが。
なに、こ、これがホワイエ!?
で、デカすぎる!!
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のホワイエの広さと開放感溢れる造りに唖然としてしまいました(汗)。
君の服装、いくら何でも金ピカすぎる。。。 流石ロシアのお金持ち!? |
公演開始直前のスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場
いよいよスタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場でのバレエ公演開始直前。
ホールの中に入り、『くるみ割り人形』の鑑賞です!
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場の1階席後方から見た景色。 |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場のステージ下にはオーケストラがスタンバイ! |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場で公演を鑑賞してみて
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場での『くるみ割り人形』鑑賞の感想は!
本当に素晴らしい公演でした!
すみません、ありきたりな感想になってしまいました(汗)。
でもそれ以外の言葉が出ない程、2時間弱の夢物語があっという間に過ぎ去っていった感じで、本当に感動しました。
しかし、その中でも心に留めておきたい、気付いたことがあったので、書き残したいと思います。
バレエダンサーの技術が(やはり)スゴイ!
そしてそれが、大人の年代は勿論のこと、ジュニアの年代でもその技術がしっかり出来ていることにも驚きました。
相当なトレーニングをこなしていることが窺えます。
2. バレエダンサー間の熾烈な競争?
『くるみ割り人形』では、プリモとプリマが踊っている場面だけでなく、プリモとプリマが踊っている舞台袖近くで、その下のステータスに位置すると思われる男女バレエダンサー、片側男女5人ずつの合計20人程が、1ミリも微動だにせずという感じで、その場面の間同じポーズを取っているという場面もありました。
ここで僕は何分間も同じ格好をしなければいけない辛さを案じて、「わざわざそんな場面作らなくてもいいのでは」と思ってしまいました。
ただ公演終了後にバレエについていろいろ調べてみると、見栄えの観点からこれもよくある設定の一つであるようで、彼らのような役回りのダンサーをフランス語でコール・ド・バレエ (corp de ballet) というのだそうです。
ただプリモやプリマじゃなくても技術はしっかりしていますし、『くるみ割り人形』中有名な『花のワルツ』のように、コール・ド・バレエのみで踊る場面もあります。
バレエダンサーの技術が素晴らしいのを見る限り、バレエダンサーの頂点に登り詰めるまでには想像を絶する熾烈な競争が繰り広げられているのだろうなということを考えると、バレエダンサーというのは本当に大変な職業なんだろうなと思いました。
ロシア第二の都市サンクトペテルブルク (Санкт-Петербург, Saint Petersburg) に本拠を置くマリインスキー劇場 (Мариинский театр, Mariinsky Theatre) での『くるみ割り人形』2012年12月公演の動画。
1:00:00~1:13:00辺りまでコール・ド・バレエが約13分間ずっと同じ格好を保ち、『花のワルツ』になってやっと彼らに主役の番がやって来ます!
公演終了後、プリモのIvan Mikhalev(Иван Михалев)とプリマのOskana Kardash(Оксана Кардаш)がカーテンコールにお応え! |
公演終了後、プリモのIvan Mikhalev(Иван Михалев)・プリマのOskana Kardash(Оксана Кардаш)に加えて、指揮者のVladimir Basiladze(Владимир Басиладзе)がカーテンコールにお応え! |
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場周辺地図
スタニスラフスキー=ネミローヴィチ-ダンチェンコ音楽劇場公式ウェブサイト
http://stanmus.com/
Part 8へ続く。
ロシアでのバレエ鑑賞及び歴史に関しては、下記の書籍もご参考に!
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