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モスクワから2時間弱掛かったクリン (Клин, Klin) のチャイコフスキーの家博物館 (Государственного мемориального музыкального музея-заповедника П.И. Чайковского, The Tchaikovsky State Memorial Musical Museum-Reserve) は残念ながら開館していませんでした。
しかしこれで挫ける僕ではありません。
モスクワにもロシア出身作曲家関連の博物館があるということで、「チャイコフスキーとモスクワ」博物館 (Музей "П.И. Чайковский и Москва", “Pyotr Tchaikovsky and Moscow” Museum) とプロコフィエフ博物館 (Музее С.С. Прокофьева, The Prokofiev Museum) を訪ねることにしました。
先ずはロシアの偉大な作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Pyotr Ilyich Tchaikovsky) 関連の「チャイコフスキーとモスクワ」博物館へ向かいます。
この博物館はモスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅 (Краснопресненская, Krasnopresnenskaya) ・7号線バリカドナヤ駅 (Баррикадная, Barrikadnaya) が最寄駅ということで、コムソモリスカヤ駅 (Комсомольская, Komsomolskaya) モスクワ地下鉄に乗り込みました。
モスクワ地下鉄5号線ホームに入ってみると。
これまた手の込んだ内装のホームだ!
これまでもモスクワ地下鉄の駅の凄さには驚いていましたが、精巧なレリーフといいシャンデリアといい、これは数々のモスクワ地下鉄の駅の中でも一番だと思います!
モスクワ地下鉄7号線バリカドナヤ駅を出た後、クドリンスカヤ広場 (Кудринская площадь, Kudrinskaya Square) 方向へ歩きます。
大通りを横切れる地下道を歩いていると、思ってもみなかった光景が!
何故モスクワにダイドードリンコ自動販売機?
シンガポールといいモスクワといい、日本の自動販売機がそのまま海外でも使われているんですね!
いよいよ「チャイコフスキーとモスクワ」博物館を見学です!
エントランスにいた女性は案の定ロシア語しか通じないようでしたが、後に現れた20代男性と思しき職員が必死に(苦笑)英語で対応。
彼が英語の無料オーディオガイドを貸し出してくれたので、展示内容をより深く理解することが出来て、とても助かりました!
チャイコフスキーの家博物館に行けなかった「借り(?)」を少しは返せた感じで、訪ねて良かったです!
アクセス
モスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅若しくは7号線バリカドナヤ駅から徒歩約10分
開館時間
水曜日・土曜日:11:00~19:00
木曜日・金曜日:12:00~21:00
日曜日 :11:00~18:00
休館日
月曜日・火曜日・毎月最終水曜日
※年末年始特別休暇有
料金
200ルーブル(約400円)
無料英語オーディオガイド有
ウェブサイト(英語)
http://glinka.museum/en/contacts/muzey-p-i-chaykovskiy-i-moskva-.php
Part 7へ続く。
ロシアのクラシック音楽に関しては、下記の書籍もご参考に!
モスクワから2時間弱掛かったクリン (Клин, Klin) のチャイコフスキーの家博物館 (Государственного мемориального музыкального музея-заповедника П.И. Чайковского, The Tchaikovsky State Memorial Musical Museum-Reserve) は残念ながら開館していませんでした。
しかしこれで挫ける僕ではありません。
モスクワにもロシア出身作曲家関連の博物館があるということで、「チャイコフスキーとモスクワ」博物館 (Музей "П.И. Чайковский и Москва", “Pyotr Tchaikovsky and Moscow” Museum) とプロコフィエフ博物館 (Музее С.С. Прокофьева, The Prokofiev Museum) を訪ねることにしました。
モスクワ地下鉄でコムソモリスカヤ駅からバリカドナヤ駅へ!
先ずはロシアの偉大な作曲家ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Пётр Ильич Чайковский, Pyotr Ilyich Tchaikovsky) 関連の「チャイコフスキーとモスクワ」博物館へ向かいます。
この博物館はモスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅 (Краснопресненская, Krasnopresnenskaya) ・7号線バリカドナヤ駅 (Баррикадная, Barrikadnaya) が最寄駅ということで、コムソモリスカヤ駅 (Комсомольская, Komsomolskaya) モスクワ地下鉄に乗り込みました。
モスクワ地下鉄コムソモリスカヤ駅の中に入ります。 |
モスクワ地下鉄5号線ホームに入ってみると。
これまた手の込んだ内装のホームだ!
これまでもモスクワ地下鉄の駅の凄さには驚いていましたが、精巧なレリーフといいシャンデリアといい、これは数々のモスクワ地下鉄の駅の中でも一番だと思います!
モスクワ地下鉄5号線コムソモリスカヤ駅ホームのシャンデリア! |
ソ連国旗の中にレーニンという、正にロシアらしいレリーフがあるモスクワ地下鉄5号線コムソモリスカヤ駅ホーム! |
コムソモリスカヤ駅からモスクワ地下鉄5号線に乗車。 モスクワ地下鉄5号線は比較的新しめの車両が使われていました。 |
モスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅に到着! |
モスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅ホームにも、共産主義モチーフのレリーフが散りばめられています。 |
モスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅にあるレリーフの一つ。 年号に1905年と1917年とあるので、ロシア帝国下で起きた二度の革命をモチーフにしたレリーフでしょうか。 |
モスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅と同一乗換駅のモスクワ地下鉄7号線バリカドナヤ駅ホームを経由 |
モスクワ地下鉄7号線バリカドナヤ駅出口 |
バリカドナヤ駅から「チャイコフスキーとモスクワ」博物館へ
モスクワ地下鉄7号線バリカドナヤ駅を出た後、クドリンスカヤ広場 (Кудринская площадь, Kudrinskaya Square) 方向へ歩きます。
モスクワ地下鉄7号線バリカドナヤ駅出口にあった地図。 バリカドナヤ駅から「チャイコフスキーとモスクワ」博物館(青印)まで歩いた時の道のりを赤線で示しました。 途中の大通りは地下道で横切ります。 |
クドリンスカヤ広場に隣接する高層ビル。 これ集合住宅らしいです!! |
トロリー線用と思われる柱にある「チャイコフスキーとモスクワ」博物館の看板を目当てに真っ直ぐ進みます。 |
バリカドナヤ駅を出て約3分、大通りに出ました。 写真真ん中の建物が「チャイコフスキーとモスクワ」博物館! でも横断歩道がありません。 |
近くに大通りを渡るための地下道がありました! |
大通りを横切れる地下道を歩いていると、思ってもみなかった光景が!
何故モスクワにダイドードリンコ自動販売機?
シンガポールといいモスクワといい、日本の自動販売機がそのまま海外でも使われているんですね!
モスクワで見つけたダイドードリンコ自動販売機飲料の値段は65~100ルーブル(約130~200円)。 やはり高めですね。 |
「チャイコフスキーとモスクワ」博物館を見学!
いよいよ「チャイコフスキーとモスクワ」博物館を見学です!
エントランスにいた女性は案の定ロシア語しか通じないようでしたが、後に現れた20代男性と思しき職員が必死に(苦笑)英語で対応。
彼が英語の無料オーディオガイドを貸し出してくれたので、展示内容をより深く理解することが出来て、とても助かりました!
チャイコフスキーの家博物館に行けなかった「借り(?)」を少しは返せた感じで、訪ねて良かったです!
「チャイコフスキーとモスクワ」博物館 |
博物館男性職員によると、チャイコフスキーが1872年~1873年に実際住んでいたという家を博物館に改装したそう。 |
1913年当時のモスクワ・チャイコフスキー博物館周辺の様子。 歴史的に見ればたった100年の間にこんなにも風景が違うものなんですね! |
右側が1886年、左側が1890年のチャイコフスキーだそう。 |
チャイコフスキーが実際に使用していた服とか帽子とかカバンとか杖とか。 |
チャイコフスキーが実際に弾いていたピアノでしょうか。 紹介文を読むと、1854年に現在ドイツに当たる地域で生産されたものらしいです。 木製ということで、見た目からして味わいが感じられます。 |
チャイコフスキー作曲ピアノ曲「ハープサルの思い出 (Souvenir de Hapsal) 」の楽譜 |
チャイコフスキー作曲ピアノ曲「四季」より「クリスマス週」の楽譜! |
「チャイコフスキーとモスクワ」博物館訪問ガイド
アクセス
モスクワ地下鉄5号線クラスノプレスネンスカヤ駅若しくは7号線バリカドナヤ駅から徒歩約10分
開館時間
水曜日・土曜日:11:00~19:00
木曜日・金曜日:12:00~21:00
日曜日 :11:00~18:00
休館日
月曜日・火曜日・毎月最終水曜日
※年末年始特別休暇有
料金
200ルーブル(約400円)
無料英語オーディオガイド有
ウェブサイト(英語)
http://glinka.museum/en/contacts/muzey-p-i-chaykovskiy-i-moskva-.php
プロコフィエフ博物館へ向けて地下鉄7号線で移動中に
「チャイコフスキーとモスクワ」博物館を後にし、次に向かうは、これまた旧ソ連を代表する作曲家セルゲイ・セルゲーエヴィチ・プロコフィエフ (Сергей Сергеевич Прокофьев, Sergei Sergeevich Prokofiev) がかつて住んでいた家を博物館にしたというプロコフィエフ博物館。
プロコフィエフ博物館は僕の宿泊ホテルから近いとのこと。
モスクワ中心部に戻ろうと、バリカドナヤ駅からモスクワ地下鉄7号線に乗ろうとしたとき。
何と、今まで乗って来た電車とはまるっきり違う真新しい電車が現れたではありませんか!!
突然の新型車両出現に興奮しながら乗車!
車内を見渡していると、更に驚くべき光景が!
液晶地下鉄路線図にUSBハブまで付いているとは!
この新型車両はMetrowagonmash社というロシアの車両製造会社が製造した81-765という形式で、愛称はその名も「モスクワ」というのだそう。
Metrowagonmash社の親会社Transmashholding社不定期広報誌2017年6月号の表紙を飾っているだけあって、ロシア全体の鉄道車両製造に掛ける意気込みがひしひしと感じられます。
まだこの新型車両が走っているのはこの7号線だけのようですが、同広報誌によれば、2020年までに912両の導入を計画しているとのことで、これからこの車両がどのように運用拡大していくのか注目ですね!
※参考リンク
Transmashholding社不定期広報誌2017年6月号(英語)
Metrowagonmash社2017年3月29日付プレスリリース(英語)
モスクワ地下鉄7号線と2号線を乗り継いで劇場駅 (Театральная, Teatral'naya) で下車。
煌びやかなイルミネーションが印象的なカメルゲルスキー通り (Камергерском переулке, Kamergerskiy Pereulok) 沿いにあるプロコフィエフ博物館 (Музей С.С. Прокофьева, The Prokofiev Museum) にやって来ました。
公式ウェブサイトによると、このプロコフィエフ博物館は、1947年~1953年にかけてプロコフィエフが実際に住んでいたとのこと。
展示室には当時の彼の書斎の様子が再現されていたり、彼の遺品の数々が展示されていたりしています。
ただ展示室が1階分しかないのと、オーディオガイドがロシア語しかないところが残念な点でしょうか。
それでもプロコフィエフ好きには一見の価値ありのスポットだと思います。
アクセス
モスクワ地下鉄1号線オホートヌイ・リャート駅 (Охотный ряд, Okhotny Ryad) から徒歩約6分、若しくは同2号線劇場駅 (Театральная, Teatral'naya) から徒歩約10分
開館時間
水曜日・土曜日:11:00~19:00
木曜日・金曜日:12:00~21:00
日曜日 :11:00~18:00
休館日
月曜日・火曜日・毎月最終水曜日
※年末年始特別休暇有
料金
200ルーブル(約400円)
ウェブサイト(英語)
http://glinka.museum/en/contacts/muzey-s-s-prokofeva-.php
○モスクワ地下鉄1号線オホートヌイ・リャート駅からプロコフィエフ博物館
○モスクワ地下鉄2号線劇場駅からプロコフィエフ博物館
プロコフィエフ博物館は僕の宿泊ホテルから近いとのこと。
モスクワ中心部に戻ろうと、バリカドナヤ駅からモスクワ地下鉄7号線に乗ろうとしたとき。
何と、今まで乗って来た電車とはまるっきり違う真新しい電車が現れたではありませんか!!
突然の新型車両出現に興奮しながら乗車!
車内を見渡していると、更に驚くべき光景が!
液晶地下鉄路線図にUSBハブまで付いているとは!
この新型車両はMetrowagonmash社というロシアの車両製造会社が製造した81-765という形式で、愛称はその名も「モスクワ」というのだそう。
Metrowagonmash社の親会社Transmashholding社不定期広報誌2017年6月号の表紙を飾っているだけあって、ロシア全体の鉄道車両製造に掛ける意気込みがひしひしと感じられます。
まだこの新型車両が走っているのはこの7号線だけのようですが、同広報誌によれば、2020年までに912両の導入を計画しているとのことで、これからこの車両がどのように運用拡大していくのか注目ですね!
※参考リンク
Transmashholding社不定期広報誌2017年6月号(英語)
Metrowagonmash社2017年3月29日付プレスリリース(英語)
Metrowagonmash社の81-765「モスクワ」は2017年に製造された模様。 本当にピカピカの新型ですね! |
モスクワ地下鉄車両81-765(愛称「モスクワ」)の車内。 車内照明にはLEDを使っているそう。 |
プロコフィエフ博物館を訪問!
モスクワ地下鉄7号線と2号線を乗り継いで劇場駅 (Театральная, Teatral'naya) で下車。
煌びやかなイルミネーションが印象的なカメルゲルスキー通り (Камергерском переулке, Kamergerskiy Pereulok) 沿いにあるプロコフィエフ博物館 (Музей С.С. Прокофьева, The Prokofiev Museum) にやって来ました。
公式ウェブサイトによると、このプロコフィエフ博物館は、1947年~1953年にかけてプロコフィエフが実際に住んでいたとのこと。
展示室には当時の彼の書斎の様子が再現されていたり、彼の遺品の数々が展示されていたりしています。
ただ展示室が1階分しかないのと、オーディオガイドがロシア語しかないところが残念な点でしょうか。
それでもプロコフィエフ好きには一見の価値ありのスポットだと思います。
プロコフィエフ代表作の一つ、『ロミオとジュリエット組曲第2番』から『モンタギュー家とキャピュレット家』。
シドニー管弦楽団による演奏。
プロコフィエフ博物館はカメルゲルスキー通り沿いに位置しています。 |
凛々しいプロコフィエフの銅像を見つけられれば、プロコフィエフ博物館はすぐそこ。 |
プロコフィエフ博物館に到着! 入口上部に、ロシア語で「プロコフィエフ博物館」を意味すると思われるМузее С.С. Прокофьеваが書かれています。 |
入口から2階に上がってプロコフィエフ博物館入場券を購入。 残念ながらオーディオガイドはロシア語のみとのこと。。。 |
プロコフィエフ博物館は3階が展示室になっています。 |
プロコフィエフ博物館で当時の書斎が再現! |
プロコフィエフ『ピアノソナタ第9番』直筆楽譜の左横に展示されているのが、プロコフィエフを模したという陶器。 なんとも可愛らしい(笑)。 |
プロコフィエフ『バイオリン協奏曲第2番』の直筆楽譜! |
プロコフィエフはチェスが趣味だっだよう。 |
プロコフィエフを写したデッサン。 下はピアノを弾く姿、上はチェスをしている様子のデッサンだそう。 よほどチェス好きだったんですね! |
プロコフィエフ博物館訪問ガイド
アクセス
モスクワ地下鉄1号線オホートヌイ・リャート駅 (Охотный ряд, Okhotny Ryad) から徒歩約6分、若しくは同2号線劇場駅 (Театральная, Teatral'naya) から徒歩約10分
開館時間
水曜日・土曜日:11:00~19:00
木曜日・金曜日:12:00~21:00
日曜日 :11:00~18:00
休館日
月曜日・火曜日・毎月最終水曜日
※年末年始特別休暇有
料金
200ルーブル(約400円)
ウェブサイト(英語)
http://glinka.museum/en/contacts/muzey-s-s-prokofeva-.php
プロコフィエフ博物館周辺地図
○モスクワ地下鉄1号線オホートヌイ・リャート駅からプロコフィエフ博物館
○モスクワ地下鉄2号線劇場駅からプロコフィエフ博物館
ロシアのクラシック音楽に関しては、下記の書籍もご参考に!
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